JSON⇔CSV変換の使い方|配列データと表計算を相互変換する無料ツール
公開日:2026年7月21日 更新日:2026年9月2日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:JSON⇔CSV変換
APIのレスポンスを表計算ソフトで開きたい、逆にスプレッドシートで作った一覧をプログラムに渡したい。JSONとCSVは似た「表っぽいデータ」ですが、構造の考え方が違うため、手作業でカンマを打ち直すと値の中のカンマや改行で簡単に崩れてしまいます。この「JSON⇔CSV変換」は、両者をブラウザ内だけで相互変換する無料ツールです。入力データはサーバーに送信されないため、業務データや個人情報を含むデータでも安心して使えます。
JSONとCSVは何が違うのか
JSONは「キーと値の対応」を持つ構造化データで、オブジェクトの配列(例:[{"name":"田中","age":30}, ...])が代表的な形です。キーごとに意味が決まっているため、項目が欠けたり順序が違ったりしても意味は保たれます。一方CSVは、1行目のヘッダと以降のデータ行が「列の位置」で対応する、純粋な表形式です。位置がずれると意味も崩れるため、値に含まれる区切り文字の扱いが要になります。このツールは、その位置と構造の橋渡しを自動化します。
JSON→CSVの変換ルール
オブジェクトの配列を入力すると、全オブジェクトのキーの和集合を、最初に現れた順でヘッダにします。あるオブジェクトに無いキーは空欄になります。たとえば次の入力を考えます。
- 入力:[{"name":"田中","city":"東京, 港区"},{"name":"佐藤","age":30}]
ヘッダは1件目の name・city のあとに2件目の age が続き、name,city,age の3列になります。出力は次の3行です。1行目が田中(cityにカンマがあるため自動でクォート、ageは空欄)、2行目が佐藤(cityは空欄、ageは30)となります。
- name,city,age
- 田中,"東京, 港区",
- 佐藤,,30
値が配列やオブジェクトなど入れ子の場合は、その部分をJSON文字列に変換して1つのセルに収めます。階層を完全に平坦化する機能は備えていません。単一のオブジェクトも1件の配列として扱えます。
CSV→JSONの変換ルール
CSV→JSONでは、クォート・エスケープ・フィールド内改行に対応した独自パーサで行と項目に分解します。「1行目をヘッダとして扱う」をオンにすると、ヘッダ名をキーにしたオブジェクトの配列を生成し、オフにすると各行をそのまま並べた配列の配列を出力します。結果はインデント2で整形されます。たとえば値の中に改行を含むCSVでも、ダブルクォートで囲まれていれば1つの値として保持され、JSON側では改行を含む1つの文字列になります。データ行の項目数がヘッダより少ない場合、足りない列は空文字で補われます。行区切りはCRLF・CR・LFのいずれにも対応するため、WindowsとMacのどちらで作ったCSVでも同じように読み込めます。
カンマ・改行・クォートの扱い
CSVは値の中にカンマ・改行・ダブルクォートが入ると崩れやすい形式です。このツールはCSVの一般仕様であるRFC4180に沿って処理します。JSON→CSVでは、これらの文字を含む値を自動でダブルクォートで囲み、値内のダブルクォートは2つ重ねてエスケープします。CSV→JSONでは、その逆を正しく解釈して元の値へ戻します。区切り文字はカンマ(CSV)とタブ(TSV)を選べます。ExcelやGoogleスプレッドシートからコピーしたデータはタブ区切りになることが多いので、その場合はタブを選ぶとそのまま貼り付けられます。
数値の型とヘッダ行の落とし穴
CSVには型情報が無いため、既定ではすべての値を文字列のまま出力します。これは「007」「0120」のように先頭ゼロが付く番号や、電話番号・郵便番号・商品コードの桁落ちや表記変化を防ぐためです。数値として扱いたい場合のみ「数値らしい値を数値に変換する」をオンにします。このとき厳密な数値表記だけが対象で、たとえば42→42、-3.5→-3.5のように変換されますが、007や0120は文字列のまま残ります。ヘッダ行の有無の指定ミスもよくある失敗です。値だけが並ぶデータでヘッダをオンにすると1行目がキー名として消費されてしまうので、その場合はオフにして配列の配列で受け取ってください。
保存とオフライン利用
変換結果は「結果をコピー」でクリップボードに、または「ダウンロード」でファイルとして保存できます。CSV・TSVはExcelでの文字化けを防ぐためBOM付きのUTF-8で保存し、JSONはそのままのUTF-8で保存します。変換直後には件数・項目数(JSONは件数/項目、CSVは行数/列数)の要約も表示されるので、想定どおりの件数に変換できたかをすぐ確認できます。ビルド工程を持たない軽量なツールなので、一度開けば通信の無いオフライン環境でも変換を続けられます。フォーマットの違いに悩む時間は変換ツールに任せて、JSONと表計算のあいだの行き来を身軽にしてください。