🎨 色の作り方(絵の具の混色)

作りたい色を選ぶと、赤・青・黄・白・黒の5つの基本色からの「混ぜ方(割合の目安)」とコツを表示します。絵の具・塗料の混色(減法混色)ガイド。

5つの基本色

赤・青・黄が三原色、白で明るく、黒で暗く。この5色を混ぜて色を作ります。

作りたい色を選ぶ

系統で絞り込んでから、下のマス(色見本)をタップして選びます。

混ぜ方(割合の目安)

※ 割合はあくまで目安です。絵の具の銘柄・水の量・下地の色で仕上がりは変わります。白=明るく、黒=ごく少量から。デジタル(画面)の配色は カラーパレット生成カラーコード変換 をどうぞ。

色の作り方 一覧(混色早見表)

赤・青・黄の三原色に白・黒を足す、絵の具の混色の目安です。数字は分量の比率のイメージ。黒はごく少量ずつ、明るくしたいときは白を足します。

作りたい色 混ぜ方の目安 ワンポイント
オレンジ(橙)赤+黄(1:1〜黄多め)黄を多くすると山吹色寄りに
青+黄(黄やや多め)黄を増やすと黄緑に
赤+青(青やや多め)白を足すと藤色・ラベンダーに
茶色赤+黄+青を少し(またはオレンジ+黒少量)青の量で明るさを調整
赤+青+黄を等量で暗く(または青+茶)濃い黒は市販の黒が確実
朱色赤+黄を少量(赤寄りのオレンジ)ほんの少し白でやわらかく
ピンク(桃色)白+赤を少量黄を少し足すとサーモンピンク
水色白+青を少量緑をごく少量で爽やかに
肌色白+赤少量+黄少量茶をごく少量で自然な肌に
ベージュ白+黄少量+茶ごく少量黒をほんの少しで落ち着いた色に
グレージュ白+黒少量+茶と黄をごく少量グレーにベージュを少し混ぜる感覚
グレー(灰色)白+黒を少量補色同士+白でも濁った灰色に
黄土色黄+赤少量+黒ごく少量土・木の表現に
えんじ(臙脂)赤+青少量+黒少量深い赤紫。白でトーンを調整

※ あくまで目安です。少量ずつ混ぜて色見本で確かめながら近づけるのがコツ。上のツールで作りたい色を選ぶと、混ぜる色と割合の目安を個別に確認できます。

解説

絵の具や塗料の色は「減法混色」で作ります。絵の具の三原色は赤(マゼンタ寄りの赤)・青(シアン寄りの青)・黄で、混ぜれば混ぜるほど光を吸収して暗く・濁っていきます。これは光を重ねるほど明るく白に近づく画面(RGB)の「加法混色」とは逆の性質です。だから絵の具では、明るい色ほど白を土台にし、暗い色ほど黒や補色を少しずつ足していくのが基本になります。作りたい色をこのツールで選べば、赤・青・黄・白・黒の5色からの混ぜ方が割合の目安で表示されます。

色作りの出発点は、三原色から作る二次色です。オレンジは赤1:黄1、緑は青1:黄1、紫は赤1:青1が土台になります。茶色やくすみ色などの複雑な色は、この二次色をまず作ってから、白・黒・反対側の色を少量足して寄せていくと近づけやすくなります。いきなり最終的な色を目指すより、近い二次色を作ってから微調整するほうが、色を濁らせずにコントロールできます。

色を暗くしたり落ち着かせたりする鍵は「補色」です。赤の補色は緑、青の補色は橙、黄の補色は紫というように、色相環で反対側にある色どうしを混ぜると彩度が下がってグレーに近づき、色が締まって落ち着きます。黒を使うと手早く暗くできますが、少量でも一気に濁り、色みの死んだ暗さになりがちです。深みを保ったまま暗くしたいときは、黒より補色や濃い茶・紺を少量足すのがコツです。純粋な黒色そのものを作りたい場合、赤・青・黄を等量で混ぜると暗い黒に近づきますが必ずやや濁るため、しっかりした黒はチューブの黒を使うのが確実です。

彩度(あざやかさ)と明度(明るさ)の調整では、白と黒の役割がまったく違います。白は明度を上げて淡く(パステル寄りに)しますが、量に対して変化がゆるやかなので多めに使えます。一方で黒はほんの少しでも一気に暗く・濁るため「ごく少量ずつ」が鉄則です。明るくしたいときは白、あざやかさを保って締めたいときは補色、と役割を分けて考えると、狙った色に近づけやすくなります。混ぜる色数が増えるほど濁るので、3〜4色までにとどめると澄んだ色を保てます。

代表的な色の作り方の目安(このツールの数値と同じ): オレンジ=赤1:黄1、緑=青1:黄1、紫=赤1:青1、ピンク=白8:赤1、水色=白8:青1、朱色=赤4:黄1、茶色=赤2:黄1+青ごく少量、こげ茶=赤3:黄2:青1+黒ごく少量、肌色(ベージュ)=白8:黄1:赤1+青ごく少量、黄土色(オーカー)=黄3:赤1+黒ごく少量、グレー=白5:黒1、グレージュ=白6+黒・黄・赤をごく少量、紺(ネイビー)=青5:黒1+赤ごく少量、藤色=白6:赤1:青1。数字は相対的な割合なので、同じ比率なら量を増減しても同じ系統の色になります。絵の具の銘柄・顔料の種類・水(メディウム)の量・下地の色で発色は変わるため、あくまで目安として少量ずつ混ぜ、目で見て寄せていくのが確実です。

なお、このツールが扱うのは絵の具・塗料など「実際に混ぜる」色です。Webデザインやスライドなど画面上の配色を作りたいときは、色相・彩度・明度から配色を組み立てる「カラーパレット生成」や、HEX/RGBを相互変換する「カラーコード変換」が向いています。目的に合わせて使い分けてください。

よくある質問

色の作り方の基本(一覧・早見表)を教えてください。

まず三原色の赤・青・黄から二次色を作ります。オレンジ=赤1:黄1、緑=青1:黄1、紫=赤1:青1が基本です。ここに白(明るく)と黒(暗く)を足して調整し、茶色や肌色などは二次色に反対側の色を少量足して作ります。このページの「色の作り方 一覧(混色早見表)」に主要な色の混ぜ方の目安をまとめてあり、上のツールで色を選べば個別の割合も確認できます。割合はあくまで目安です。

黒色の作り方は?

赤・青・黄の三原色をほぼ等量で混ぜると、光を吸収し合って暗い黒に近づきます。ただし完全な黒にはならず、やや濁った・色みの残る暗色になります。赤+青(濃い紺紫)に黄や茶を少し足す、または濃い青+こげ茶でも深い黒が作れます。しっかりした純黒が必要なときは、チューブの黒をそのまま使うのが確実です。黒は少量でも一気に効くので、混ぜて暗くする場合もごく少量ずつ足してください。

オレンジ・緑・紫の作り方は?

いずれも三原色(赤・青・黄)から作る二次色です。オレンジは赤1:黄1、緑は青1:黄1、紫は赤1:青1が基本の割合。オレンジは黄を多めにすると明るい山吹寄り、緑は黄多めで黄緑・青多めで深緑になります。紫は濁りやすいので、白を少し足してトーンを整えると使いやすくなります。

茶色の作り方は?

まずオレンジ(赤2:黄1くらい)を作り、そこへ青か黒をごく少量足すと茶色になります。青を足すと澄んだ茶、黒を足すと素早く暗い茶に。もっと濃いこげ茶は赤3:黄2:青1に黒をごく少量。土や木の質感に近い黄土色(オーカー)は黄3:赤1に黒ごく少量です。焦がしすぎ(黒の入れすぎ)に注意してください。

朱色の作り方は?(絵の具)

赤を主役にして黄をほんの少しだけ足します。目安は赤4:黄1で、赤寄りの鮮やかなオレンジレッドになります。黄を増やすとオレンジ寄り、赤を増やすと深い緋色寄りに。やわらかい朱にしたいときは白をごく少量足します。神社の鳥居のような朱色は、赤に黄を少し・必要なら白をわずかに、で近づきます。

肌色(ベージュ)の作り方は?

白を土台にするのがコツです。目安は白8:黄1:赤1で、そこへ青をごくわずか。白ベースに黄と赤を少しずつ足して肌の明るさを作り、青を耳かき一杯ほど入れると赤みが落ち着いて自然な肌色になります。濃くしたいときは黄と赤を、青白くしたいときは白を足して調整します。日焼け肌は茶や黄土色をほんの少し混ぜると近づきます。

グレージュの作り方は?(絵の具)

グレーにベージュを少し混ぜる感覚で作ります。白6を土台に、黒・黄・赤をそれぞれごく少量ずつ足すと、温かみのあるグレージュになります。先に白+黒で薄いグレーを作り、そこへ黄と赤をほんの少し足すと調整しやすいです。黄を強めると黄みのグレージュ、赤を強めるとピンクみのグレージュに寄ります。色数が増えるので少量ずつ、目で見て寄せてください。

グレー(灰色)やくすみカラーの作り方は?

グレーは白5:黒1が目安で、黒をごく少量ずつ足して明るさを合わせます。補色どうし(赤と緑など)に白を混ぜても、彩度が落ちて自然な灰色になります。くすみカラー(ニュアンスカラー)は、薄い色に黒をごく少量足して濁らせるのが基本。灰緑(セージ)は白4:黄1:青1+黒少量、くすみ紫のモーブは白4:赤1:青1+黒少量です。

ピンク・水色・紺(ネイビー)の作り方は?

ピンクは白8:赤1と、白を土台に赤を少しずつ。水色は白8:青1で、青をごく少量ずつ足します。反対に紺(ネイビー)は青5:黒1に赤をごく少量足すと深みが出ます。パステル系は白ベースに原色を少量、暗い青系は白を使わず青に黒を少しずつ、と覚えると作り分けやすいです。

白と黒はどう使い分けますか?

白は明度を上げて淡く(パステル寄りに)する色で、変化がゆるやかなので多めに使えます。黒は暗くする色ですが、ほんの少しで一気に暗く・濁るため「ごく少量ずつ」が鉄則です。あざやかさを保ったまま暗くしたいときは、黒ではなく補色(反対の色)や濃い茶・紺を少量使うと深みを保てます。パステルは白ベース、締め色は黒をわずかに、と役割を分けましょう。

混ぜても思った色にならず濁ってしまいます。

混ぜる色数が多いのが主な原因です。3〜4色までに抑え、狙いの色は「近い二次色を先に作ってから白・黒・少量の色で寄せる」と澄んだまま近づけます。暗くするときは黒を入れすぎず補色を少量に。なお、発色は絵の具の銘柄・顔料の種類・水やメディウムの量・下地の色で変わります。表示の割合はあくまで目安なので、少量ずつ混ぜ、色見本で確かめながら調整してください。

絵の具の色とデジタル(画面)の色は同じですか?

違います。絵の具は混ぜるほど暗くなる「減法混色」、画面(RGB)は光を重ねるほど明るくなる「加法混色」で、三原色も仕組みも逆です。そのため画面で見た色が絵の具で完全に再現できるとは限りません。画面上の配色を組みたいときは、カラーパレット生成やカラーコード変換など画面向けのツールを使ってください。