🔩 ネジ・ボルトの下穴早見

ネジの種類と呼び径を選ぶと、下穴径の目安を表示します。メートルねじ(M2〜M12・並目)はタップ下穴径・バカ穴(clearance)・並目ピッチ、木ネジ/コーススレッドは材の硬さ別の下穴径をまとめて確認できます。数値はJIS並目ピッチなどの一般値に基づく目安です。

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ねじ種別

ボルト・小ねじの呼び径を選ぶと、並目ピッチ・タップ下穴径・バカ穴(clearance)径の目安を表示します。

タップ下穴径(めねじを切る穴)

メートルねじ 早見表(並目 M2〜M12)

呼び径 ピッチ タップ下穴 バカ穴 2級/中 1級/きつめ 3級/ゆるめ

単位はmm。タップ下穴径 ≒ 呼び径 − ピッチ。バカ穴(clearance)はねじを通すだけの貫通穴で、通常は2級(中)を基準に選びます。値はJIS並目ピッチ・JIS B 1001系の一般値に基づく目安です。

解説

ネジをきちんと効かせるには、事前に開ける「下穴」の直径が要になります。下穴が小さすぎると締め込み時にトルクが上がりすぎてネジ切れ・ナメ・材割れの原因になり、大きすぎるとネジ山が食い込まず効きが落ちます。本ツールは、ねじの種類と呼び径を選ぶだけで、下穴径・タップ下穴径・バカ穴(clearance)径・並目ピッチといった目安値を一覧で表示します。すべて端末内で計算し、外部への送信は一切ありません。

メートルねじで「めねじ(内ねじ)」を切る=タップを立てる場合の下穴(タップ下穴径)は、おおむね「呼び径 − ピッチ」で近似できます。たとえばM6の並目はピッチ1.0mmなので 6 − 1.0 = 5.0mm、M8(ピッチ1.25mm)なら約6.8mm、M10(ピッチ1.5mm)なら8.5mmが目安です。この近似はおよそ雌ねじ有効率75%前後を狙う一般的な値で、本ツールではJISの並目ピッチに基づく代表値を内蔵表として持っています。

一方、ボルトを「通すだけ」の貫通穴はバカ穴(clearance hole)と呼び、ねじを切らないため呼び径より少し大きく開けます。JIS B 1001系では1級(きつめ)・2級(中)・3級(ゆるめ)の3段階があり、たとえばM3なら2級で3.4mm、M6なら6.6mmが標準的です。位置ずれを吸収したいときは大きめ、精度を出したいときはきつめを選びます。本ツールは3段階すべてを表示し、通常の基準となる2級(中)を主表示にしています。

木ネジ・コーススレッドの下穴は、ねじ山が材に食い込む前提のため、めねじ用より小さく、目安は「呼び径(軸径)の6〜9割程度」です。杉・SPF・合板のような柔らかい材は小さめ(効きを優先して6〜7割)、ナラ・タモなどの硬い材や端に近い割れやすい部分は大きめ(割れ防止で7〜9割)にします。ただし木材は含水率・木目・ネジ形状で挙動が大きく変わるため、数値はあくまで出発点。実際に使う端材で試し穴を開けて確かめるのが確実です。

よくある質問

タップ下穴径とバカ穴はどう違いますか?

タップ下穴は、その穴自体に「めねじ(内ねじ)」を切ってボルトをねじ込むための穴で、呼び径より小さく開けます(例: M6→5.0mm)。バカ穴(clearance)は、ねじを切らずにボルトを通すだけの貫通穴で、呼び径より少し大きく開けます(例: M6→6.6mm)。用途がまったく違うので取り違えに注意してください。

タップ下穴径は「呼び径 − ピッチ」で合っていますか?

おおむね合っています。並目のメートルねじでは「呼び径 − ピッチ」が、雌ねじ有効率75%前後を狙う一般的な下穴径のよい近似になります(M6: 6−1.0=5.0、M10: 10−1.5=8.5)。本ツールもこの一般値に基づく表を内蔵しています。ただし材質やタップの種類、狙う有効率で最適値は前後するため、正確を期す場合はタップ・工具メーカーの下穴表を優先してください。

バカ穴の1級・2級・3級はどれを選べばいいですか?

迷ったら標準の2級(中)を基準にしてください。1級(きつめ)は位置精度を出したいとき、3級(ゆるめ)は複数の穴の位置ずれを吸収したいときや、塗装・メッキ後で穴が狭まる可能性があるときに向きます。本ツールは3段階すべてを表示します。

並目と細目(ほそめ)の違いは?

同じ呼び径でもピッチ(山の間隔)が異なります。本ツールが扱うのは最も一般的な「並目」です。細目はピッチが小さいぶんタップ下穴径が大きくなる(例: M8細目 P1.0→下穴7.0mm前後)ので、細目を使う場合はこの表の値をそのまま使わず、細目用の下穴表を参照してください。

木ネジの下穴はどのくらいにすればいいですか?

目安は「呼び径(軸径)の6〜9割程度」です。杉やSPF、合板のような柔らかい材は小さめ(6〜7割)にして効きを確保し、ナラ・タモなどの硬い材や端に近い割れやすい部分は大きめ(7〜9割)にして割れを防ぎます。皿取りや下穴の深さ(ネジ長の6〜7割程度まで)も割れ防止に有効です。いずれも目安なので、端材での試し穴をおすすめします。

なぜ「あくまで目安」なのですか?

最適な下穴径は、材質(鉄・アルミ・樹脂・木の樹種)、板厚、狙うねじの効き(有効率)、ネジ・タップのメーカーや形状、木材なら含水率や木目まで含めて変わるからです。本ツールの値はJISの並目ピッチなどの一般値に基づく出発点です。重要な部位や量産では、必ず端材・試験片で試し穴を開けて確認し、メーカーの下穴表を優先してください。

対応している呼び径は?

メートルねじはM2・M2.5・M3・M4・M5・M6・M8・M10・M12(いずれも並目)に対応しています。木ネジ・コーススレッドは軸径φ2.1〜φ5.5mmの代表的なサイズを用意しています。それ以外の径は、近いサイズの値を参考にしてください。

入力した内容はサーバーに送られますか?

送られません。計算と表示はすべてブラウザ内で完結し、選んだ内容はどこにも送信されません。オフラインでも利用できます。