🍼 カウプ指数(乳幼児の発育)

乳幼児の身長と体重からカウプ指数を計算し、年齢区分ごとの基準に照らして発育状態の目安を判定します。

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cm

kg

区分によって「ふつう」とされる範囲が変わります。

カウプ指数

※ カウプ指数はあくまで発育の目安です。乳幼児の成長には大きな個人差があり、母子健康手帳の成長曲線もあわせてご覧ください。心配なことがあれば小児科医や保健師にご相談ください。

カウプ指数の計算式

カウプ指数 = 体重(g) ÷ 身長(cm) ÷ 身長(cm) × 10(体重kg・身長mなら「体重 ÷ 身長 ÷ 身長」で、計算式はBMIと同じ)。
例:身長75cm・体重9.5kg(9,500g)なら、9,500 ÷ 75 ÷ 75 × 10 = 約16.9。

判定の目安(早見表)

カウプ指数 判定の目安
13 未満やせすぎ
13〜15 未満やせぎみ
15〜18 未満ふつう(標準)
18〜20 未満太りぎみ
20 以上太りすぎ

※ 上表は一般的な区分の目安です。標準とされる範囲は月齢・年齢が上がるほどやや低くなります(例:乳児期は約16〜18、1歳半〜3歳は約15〜17、3〜5歳は約14.5〜16.5が目安)。判定は成長曲線とあわせて確認し、医療的な評価は健診・小児科医にご相談ください。

解説

カウプ指数は、乳幼児(赤ちゃん)の身長と体重のバランスから発育状態の目安をみる指標です。計算方法はシンプルで、計算式は『体重(g) ÷ 身長(cm)の2乗 × 10』。体重をグラム、身長をセンチメートルの2乗で割り、10を掛けるだけです。例えば身長75cm・体重9.5kgの赤ちゃんなら、9,500g ÷ (75×75) × 10 = 16.9 と求められます。手計算のときは『体重(g) ÷ 身長(cm) ÷ 身長(cm) × 10』と2回に分けて割ると計算しやすくなります。

この式は、体重をキログラム・身長をメートルにした『体重(kg) ÷ 身長(m)の2乗』、つまり成人のBMIとまったく同じ計算です。そのため出てくる数値もBMIと同じ値になります。本ツールでは結果を小数第1位まで表示します(例:16.888… → 16.9)。ただし式が同じでも、乳幼児は成人と体格の作りが違うため、同じ数値でも意味が変わり、判定に使う基準値(標準の範囲)は大きく異なります。

カウプ指数の最大の特徴は、標準(ふつう)とされる範囲が年齢区分ごとに変わることです。本ツールでは、生後3か月〜1歳未満は16〜18、1歳〜1歳6か月未満は15.5〜17.5、1歳6か月〜3歳未満は15〜17、3歳〜5歳は14.5〜16.5 を「ふつう」の範囲としています。区分が上がるほど「ふつう」の範囲が低いほうへずれていくのは、乳児期に多かった皮下脂肪が、歩き始めて活動量が増えるにつれて減り、体つきが締まっていくためです。成長とともにカウプ指数が下がっていくのは自然な変化なので、年齢区分は必ず正しく選んでください。

判定は「ふつう」を中心に、それを下回ると「やせぎみ」「やせすぎ」、上回ると「太りぎみ」「太りすぎ」と段階的に表示します。例えば生後3か月〜1歳未満なら、14.5未満が「やせすぎ」、16未満が「やせぎみ」、18以上20未満が「太りぎみ」、20以上が「太りすぎ」という並びです。同じカウプ指数16.9でも、生後8か月の赤ちゃんなら「ふつう」ですが、3〜5歳の区分では「太りぎみ」寄りの評価になります。数値そのものより、どの年齢区分で見ているかが大切です。

ただし、この数値だけで発育を判断することはできません。乳幼児の体格には非常に大きな個人差があり、身長が先に伸びてから体重が追いつく、あるいはその逆といった時期のばらつきもよくあります。1回の測定で「やせぎみ」「太りぎみ」と出ても、それだけで問題があるとは限りません。本当に大切なのは、母子健康手帳に載っている成長曲線(パーセンタイル曲線)に沿って、その子なりのペースで増えているかという「経過」です。

また、カウプ指数が適しているのはおおむね生後3か月から5歳ごろまでです。新生児期・乳児早期は体格の変化が速すぎて指数での評価が向かず、学童期以降はローレル指数や肥満度(標準体重に対する割合)が使われるのが一般的です。本ツールの結果は診断ではなく、あくまで家庭で目安を知るためのものです。成長曲線から大きく外れていく、体重が増えない、急に増えすぎるといった気になる変化があるときは、自己判断で食事量を増減させる前に、乳幼児健診の機会や小児科医・保健師への相談を活用してください。

よくある質問

カウプ指数の計算方法・計算式は?

計算式は『体重(g) ÷ 身長(cm)の2乗 × 10』です。体重をグラム、身長をセンチメートルの2乗で割って10を掛けます。手計算では『体重(g) ÷ 身長(cm) ÷ 身長(cm) × 10』と2回割ると簡単です。例えば身長75cm・体重9.5kgなら、9,500 ÷ (75×75) × 10 = 16.9 です。体重(kg) ÷ 身長(m)の2乗(BMIと同じ式)でも同じ値になります。

カウプ指数16.9はどの判定になりますか?

年齢区分によって変わります。生後3か月〜1歳未満(ふつう16〜18)や1歳〜1歳6か月未満(同15.5〜17.5)では「ふつう」ですが、3歳〜5歳(同14.5〜16.5)では上限を超えるため「太りぎみ」寄りの評価になります。同じ数値でも見る区分で判定が変わるので、年齢区分を正しく選んでください。あくまで目安であり、心配なときは成長曲線とあわせて確認しましょう。

赤ちゃんのカウプ指数の標準(ふつう)はどのくらいですか?

本ツールでは、生後3か月〜1歳未満の赤ちゃんは16〜18を「ふつう」の範囲としています。例えば身長70cm・体重8.5kgなら 8,500 ÷ (70×70) × 10 = 約17.3 で、この区分では「ふつう」です。ただし個人差が大きいため、範囲を外れてもすぐに問題とは限りません。成長曲線に沿った経過とあわせてご覧ください。

年齢で基準(標準の範囲)は変わりますか?

変わります。乳児期は皮下脂肪が多く体重が重めですが、歩き始めて活動量が増えると体つきが締まっていくため、成長とともにカウプ指数は自然に下がります。これを反映して、区分が上がるほど「ふつう」の範囲も低めになります(生後3か月〜1歳未満16〜18、1歳〜1歳6か月未満15.5〜17.5、1歳6か月〜3歳未満15〜17、3歳〜5歳14.5〜16.5)。

カウプ指数とBMIの違いは何ですか?

計算式は同じで数値も同じになりますが、判定基準が異なります。BMIは成人向けで22前後が標準ですが、乳幼児は体格の発達段階が大人と大きく違うため、同じ数値でも意味が変わります。そのため乳幼児では、年齢区分ごとの基準(生後3か月〜1歳未満なら16〜18がふつう)に照らして判定します。

カウプ指数は小数点以下まで出ますか?

本ツールは計算結果を小数第1位まで表示します(例:16.888… は 16.9)。判定に使う「ふつう」の範囲は年齢区分ごとに決まっているので、小数第2位以下の細かな違いを気にする必要はありません。目安としては小数第1位まで見れば十分です。

カウプスコアとカウプ指数は同じものですか?

「カウプスコア」と呼ばれることもありますが、指す内容は同じで、体重(g) ÷ 身長(cm)の2乗 × 10 で求める乳幼児の発育指標です。呼び方の違いだけで、計算方法や判定の考え方は変わりません。

「やせぎみ」「太りぎみ」と出たら心配したほうがいいですか?

1回の測定値だけで判断する必要はありません。乳幼児の体格には大きな個人差があり、また身長・体重は交互に伸びることもあります。大切なのは母子健康手帳の成長曲線に沿って増えているかという「経過」です。曲線から大きく外れていく場合は、小児科医や保健師にご相談ください。

生後3か月未満の赤ちゃんにも使えますか?

本ツールは生後3か月以降を対象にしています。新生児期・乳児早期は体格の変化が非常に速く、指数での評価が適さないため、この時期は成長曲線と乳児健診での評価を優先してください。

5歳を超えた子どもはどう評価しますか?

学童期以降はカウプ指数ではなく、ローレル指数や肥満度(標準体重に対する割合)が用いられるのが一般的です。学校健診でもこれらが使われます。

身長は寝かせて測るのですか、立たせて測るのですか?

2歳未満は仰向けに寝かせて測る「臥位身長」、2歳以降は立って測る「立位身長」が一般的です。測り方が変わると数値がわずかに変わることがあります。母子健康手帳や健診での測定値を使うと、経過を比べやすくなります。