封筒サイズの選び方|長3・角2の寸法と定形/定形外の見分け
公開日:2026年9月15日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:封筒・郵便物サイズ早見
書類を郵送するとき、まず迷うのが「どの封筒に入れるか」と「これは定形で送れるのか」の2点です。封筒には規格化された定番サイズがあり、入れたい紙のサイズと折り方が決まれば、選ぶべき封筒はおおよそ絞り込めます。このガイドでは、封筒の3系統(長形・角形・洋形)の違いと代表寸法、紙から封筒を選ぶ考え方、そして郵便の定形/定形外を分ける境界を、ツールの判定ロジックに沿って整理します。なお料金や区分の基準は改定され得るため、ここでの内容はあくまで寸法からの目安です。最終的な可否・料金は日本郵便の公式情報や窓口を優先してください。
封筒は長形・角形・洋形の3系統
日本で流通する封筒は、形状と用途で大きく3つに分かれます。「長形(なががた)」は縦長で、短辺側に封入口があるタイプです。便箋やA4を折って入れる連絡・請求書の定番で、代表は長形3号(120×235mm)。「角形(かくがた)」は大きめで、A4やB5を折らずにそのまま入れられます。代表は角形2号(240×332mm)。「洋形(ようがた)」は横開きで、カードや招待状・案内状に向きます。代表は洋形2号(114×162mm)です。
同じ「3号」でも系統が違えば寸法も用途もまったく異なる点に注意してください。長形3号はA4三つ折り用の縦長封筒、角形3号(216×277mm)はB5を折らずに入れる大判、洋形3号(98×148mm)は小さなカード用です。番号だけで判断せず、必ず「系統+番号」で見分けるのが安全です。
入れたい紙から封筒を選ぶ
封筒選びは、中身の紙サイズと折り方を起点にすると迷いません。基本の考え方は「折った後の紙より、封筒がひとまわり大きい」こと。紙の各辺に対して封筒側に数mm以上の余裕があれば、無理なく入れて封もできます。ツールの逆引き機能は、この考え方を主要な紙サイズについてあらかじめ表にしたものです。
代表的な組み合わせは次の通りです。
- A4(210×297mm)を折らずに → 角形2号(240×332mm)。ゆったりなら角形1号(270×382mm)。
- A4を三つ折り(約210×99mm) → 長形3号(120×235mm)。細身の長形30号(92×235mm)や横型の洋形0号・洋形4号でも入ります。
- A4を四つ折り(約210×74mm) → 長形40号(90×225mm)や角形6号。
- B5(182×257mm)を折らずに → 角形3号(216×277mm)・角形4号。
- はがき・カード(はがき100×148mm) → 洋形2号(114×162mm)・洋形3号(98×148mm)。
A4三つ折りが約210×99mmで、長形3号の内寸120×235mmに短辺・長辺ともきちんと収まる、というのが「なぜ長3が定番なのか」の答えです。三つ折りの短辺210mmが封筒の長辺235mm側に収まり、折った幅99mmが封筒の短辺120mmに収まる、という向きの対応も押さえておくと安心です。
定形と定形外を分ける境界
郵便物の「定形」は、封筒の寸法と厚さ・重さで判定されます。ツールが目安としている条件は次の4つです。
- 短辺9〜12cm(90〜120mm)
- 長辺14〜23.5cm(140〜235mm)
- 厚さ1cm(10mm)以内
- 重さ50g以内
この4条件をすべて満たせば「定形」、1つでも外れれば「定形外」です。定形外はさらに2段階に分かれます。長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm・重さ1kg以内なら「規格内」、それを超えて長辺60cm・3辺の合計90cm・重さ4kg以内までが「規格外」です。長形3号や多くの洋形は定形に収まり、角形はほぼ定形外(規格内)になります。
ここで大切なのは、寸法が定形の範囲にあっても厚さや重さで定形を外れる場合がある、ということです。ツールで長形3号(120×235mm)に厚さ12mmを指定すると、寸法は範囲内でも「厚さが1cm(10mm)を超えるため定形外」と表示され、区分は定形外(規格内)に変わります。分厚い書類や小冊子を入れるときは、この厚さ条件でつまずきやすいので注意してください。
数値例で判定を確かめる
ツールの判定を、代表的な3例で具体的に見てみます。いずれも短辺・長辺・(任意で)厚さ・重さから区分を導いています。
- A4をそのまま/角形2号(240×332mm):短辺240mmが定形の上限12cmを大きく超えるため、まず定形から外れます。長辺332mm・短辺240mmはいずれも規格内の上限(34cm・25cm)以内なので、区分は定形外(規格内)です。
- A4を三つ折り/長形3号(120×235mm):短辺120mmは9〜12cmの範囲内、長辺235mmは14〜23.5cmの範囲内でぴったり収まり、区分は定形です。長辺が上限の235mm一致なので、これより長い封筒は定形から外れる、という境目にもなっています。
- カード/洋形2号(114×162mm):短辺114mm・長辺162mmとも定形の範囲内で、定形です。洋形は横開きで見た目は横長ですが、判定は短辺・長辺で行うため、寸法を入れ替えて入力しても同じ結果になります。
このように、ツールは短辺・長辺の小さい方・大きい方を自動で並べ替えてから判定します。手元の封筒を測るときは、どちらを短辺・長辺として入れるか神経質にならなくて大丈夫です。
使うときの注意と目安
実際に使う際は、次の点を頭に置いておくと失敗が減ります。
- 封筒の寸法は製品差がある:同じ「長形3号」でもメーカーや製品で数mm前後します。ぎりぎりのサイズで判断せず、少し余裕を見て選ぶのが安全です。
- 厚さは封入物込みで考える:定形の厚さ1cmは封筒と中身を合わせた実際の厚みです。折り重ねた紙が増えると、寸法は定形でも厚さで外れることがあります。
- 2次元判定はあくまで目安:ツールは主に平面の寸法で区分を示します。厚みや詰め物の量で実際の区分が変わることがあるため、微妙なときは厚さ・重さも入力してください。
- 料金・区分は改定され得る:区分の基準や送料は変わることがあります。表示は寸法からの目安に留め、実際の料金や送れるかどうかは日本郵便の公式情報・窓口で必ず確認してください。
まとめると、「入れたい紙と折り方から封筒を絞り、寸法・厚さ・重さで定形/定形外を確かめる」という順番で進めれば、封筒選びと発送準備はスムーズになります。迷ったら逆引きで候補を出し、選んだ封筒の寸法を判定に入れて区分を最終確認する、という2ステップを習慣にしてみてください。