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利率変換の使い方|年利・月利・日利を単利・複利(実効年利APY)で換算

公開日:2026年8月4日 更新日:2026年8月30日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:利率の変換(年利・月利・日利)

利率(金利)は、カードローンの「実質年率」、毎月の利息を示す「月利」、遅延損害金や日割り計算で使う「日利」のように、異なる単位で表示されます。単位がそろっていないと、「月利1%は年利でいくつか」「日利0.05%は高いのか安いのか」がすぐには分かりません。利率変換は、入力した利率とその単位から、年利・月利・日利を一度に相互換算し、単位の違う利率を同じ土俵に並べて比べられるツールです。お金の話では単利で見るか複利で見るかで答えが変わるため、本ツールは両方を同時に表示します。

このツールでできること

入力欄は「単位(年利・月利・日利)」と「利率(%)」の2つだけです。数字を入れた瞬間に、次の6つの値が一覧で出ます。

  • 単利:年利・月利・日利:利息に利息を付けない前提。年利を12(月)・365(日)で単純に按分します。
  • 複利:年利(実効)・月利・日利:利息が元本に組み入れられて回る前提。累乗根と累乗で換算します。
  • メイン表示は年利:年利で入力すればその年利を、月利・日利で入力すれば複利換算した「実効年利」を大きく表示し、単利換算の年利も添えます。

「結果をコピー」で単利・複利の6値をまとめて控えられるので、複数の商品を並べて比較するときに便利です。カードローン15%・消費者ローン上限18%・遅延損害金14.6%などのプリセットもワンタップで入力できます(数値は一般的な目安)。

年利・月利・日利の関係と単利換算

まず基本になるのが単利です。単利では、年利を期間の数で割るだけで月利・日利が求まります。式にすると、月利=年利÷12、日利=年利÷365です。逆に月利や日利から年利へ戻すときは、月利×12、日利×365と掛けます。

具体例で確かめましょう。年利12%を単利で分けると、月利は12÷12=1%、日利は12÷365=約0.03288%になります。年利15%なら月利1.25%・日利約0.04110%、年利18%なら月利1.5%・日利約0.04932%です。いずれも「1年ぶんの利息を単純に月数・日数で頭割りした」値で、直感に合うため按分計算に向いています。ただし単利は、利息がそのつど元本に組み入れられていく現実のローンや積立の増え方とは、厳密には一致しません。

複利換算と実効年利(APY)

複利は、生まれた利息が元本に加わり、その利息がさらに利息を生む前提です。同じ年利を複利で月利・日利に分けるときは、単純な割り算ではなく累乗根を使います。月利=(1+年利)^(1/12)−1、日利=(1+年利)^(1/365)−1 です。年利12%を複利で分けると、月利は約0.9489%、日利は約0.03105%と、単利の1%・0.03288%より少しだけ小さくなります。小さい利率でも12回・365回と重ねれば元の年利に戻るため、1回あたりは控えめになるのです。

逆に、月利や日利から年利へまとめるときは複利のほうが「大きく」なります。これが実効年利(APY)で、式は APY=(1+r/n)^n−1(rは名目年利、nは1年の複利回数)、あるいは1期間の利率rから (1+r)^n−1 とも書けます。月利1%を複利で年換算すると (1+0.01)^12−1=約12.68%。単利の12%(1%×12)より0.68ポイント高い、これが利息に利息が付いたぶんです。月利1.5%なら (1.015)^12−1=約19.56%(単利では18%)、日利0.05%なら (1.0005)^365−1=約20.02%(単利では18.25%)と、回数が多いほど差が開きます。

名目と実質、複利頻度の違い

「名目年利」は1回あたりの利率に回数を掛けただけの表示上の年利、「実質(実効)年利」は複利を織り込んで実際に増える年利です。月利1%の商品は名目年利12%ですが、毎月利息が乗るなら実質は約12.68%。表示が同じ「年12%相当」でも、月複利か日複利かで最終的な負担・受取は変わります。

  • 複利の頻度が高いほど実効年利は上がる:同じ名目でも、毎月より毎日のほうがわずかに大きくなります。
  • 日割り基準(365日/360日)で日利は変わる:本ツールは365日基準ですが、遅延損害金などで360日を使う契約もあります。
  • 比べるなら実効年利にそろえる:単位も複利頻度も違う商品どうしは、実効年利(年ベース)に直すと公平に比較できます。

借入と運用での見方の違い

同じ換算でも、借りる側と運用する側では「都合のよい見え方」が逆になります。

  1. 借入(ローン・キャッシング):月利や日利は小さく見えますが、負担の実像は実効年利です。月利1.5%を「たった1.5%」と受け取らず、実効約19.56%として他社の年率と並べましょう。日利で示された遅延損害金も年利換算して大きさを把握します。
  2. 運用(預金・債券・積立):受け取り側は複利で増えるほど有利なので、実効年利(APY)で比べるのが基本です。単利表示の利回りは複利効果を含まないぶん、実際の増え方より控えめに見えることがあります。

いずれの場合も、月利・日利だけを見て大小を判断せず、年ベースの実効年利にそろえてから比較するのが失敗しないコツです。

使い方の手順とよくある注意

  1. 変換したい利率の単位を「年利」「月利」「日利」から選びます。
  2. その単位での利率を%で入力します(年利なら12、月利なら1 など)。
  3. 入力と同時に、単利・複利それぞれの年利・月利・日利が一覧表示されます。
  4. 利息が元本に組み入れられて回る商品は複利の行、期間で按分するだけなら単利の行を見ます。
  5. 「結果をコピー」で控え、他の利率と並べて比較します。

注意したいのは、単利と複利のどちらで比べているかを混同しないことと、日割り基準や複利頻度・端数処理は商品ごとに異なることです。本ツールの結果はあくまで単位をそろえるための換算の目安です。金利や返済はお金に直結する事柄(YMYL)のため、金額や条件は必ず各商品の最新の約款・利用規約・公式の返済/積立シミュレーションでご確認ください。判断に迷う場合は金融機関の窓口やファイナンシャルプランナーなど専門家に相談し、断定的な数字だけで契約を決めないことをおすすめします。

異なる単位の利率を素早く同じ土俵に乗せたいとき、このツールが役立ちます。まずは手元の月利や日利を入れて、実効年利を確かめてみてください。

「利率の変換(年利・月利・日利)」を使ってみる →

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