JSON・データ変換オールインワンの使い方|1回貼って全形式へ
公開日:2026年10月19日 更新日:2026年9月15日 運営:シルギア(アナライズギア株式会社) 対象ツール:JSON・データ変換オールインワン
「JSON・データ変換オールインワン」は、JSONを入力欄に一度だけ貼り付ければ、あとは変換モードを切り替えるだけで整形・圧縮・CSV・YAML・TOML・XML・TypeScript型定義・差分の各出力を確認できるツールです。専用ツールを行き来して同じデータを貼り直す手間がなくなります。変換はすべてブラウザ内で完結し、入力はどこにも送信されません。この記事では、各形式の用途と使い分け、ネストや配列があるときの挙動の注意点まで、具体例つきで解説します。
1回貼るだけで全形式を試せる利点
APIレスポンスや設定ファイルを扱っていると、同じJSONを「YAMLでも見たい」「ついでにTypeScriptの型も起こしたい」「CSVにして表計算に取り込みたい」と、複数の形式に変換したくなる場面が続きます。形式ごとに別ツールを開いて貼り直すのは地味に手間です。このツールは上の入力欄に貼ったJSONを保持したまま、モード選択(整形/圧縮/CSV/YAML/TOML/XML/TypeScript型/差分)を切り替えるだけで出力が即座に更新されます。インデントや区切り文字などの設定を変えても、その場で再変換されます。
各モードの変換ロジックは、シルギアの個別ツール(JSON整形・JSON⇔CSV・YAML⇔JSONなど)と同じ実装を移植しているため、結果は個別ツールと一致します。まず整形で構造を確かめてから、目的の形式へ切り替えるのがおすすめです。
整形と圧縮の違い
整形(フォーマット)は、改行とインデントを付けて人が読みやすい形に並べ直す処理です。インデントはスペース2・スペース4・タブから選べます。キーの並び順や値そのものは変えず、見た目だけを整えます。レビューやデバッグで構造を追うときに向きます。
圧縮(minify)は逆に、余白と改行をすべて取り除いて1行の最小化JSONにします。たとえば整形すると数行になるデータも、圧縮すると {"id":1,"name":"a","tags":["x","y"]} のように詰まります。通信量を減らしたいときや、1行で埋め込みたいときに使います。どちらもデータの中身は同じで、可逆的に行き来できます。
CSV・YAML・TOML・XML・TS型の使い分け
出力形式にはそれぞれ得意分野があります。目的に合わせて選んでください。
- CSV:表計算ソフトやBIツールへの取り込み向き。オブジェクトの配列を、全キーの和集合をヘッダとして書き出します。区切りはカンマ(CSV)とタブ(TSV)を選べます。
- YAML:設定ファイルやCI定義など、人が読み書きする用途に向きます。入れ子は字下げで表現され、階層が見やすくなります。
- TOML:キー=値が中心のアプリ設定やRustのCargo定義などに向きます。入れ子のオブジェクトは [meta] のようなテーブル見出しに展開されます。
- XML:既存システム連携やSOAP系のやり取りに。ルート要素名やXML宣言の付与を指定できます。
- TypeScript型定義:APIレスポンスから素早く型を起こしたいときに。interface と type を選べます。
ネストや配列があるときの挙動の注意
入れ子や配列を含むJSONは、形式によって扱いが変わります。代表的な挙動を押さえておくと、想定外の出力に戸惑いません。
- CSVの入れ子:CSVは平坦な表なので、値が配列やオブジェクトのセルはJSON文字列に変換されます。{"tags":["x","y"]} の行は、そのセルが "[""x"",""y""]" のように二重引用符でエスケープされます。きれいな行・列にしたいなら、入れ子を持たないオブジェクトの配列にしておきます。
- XMLの配列:配列は同じ名前の要素の繰り返しになります。tags:["x","y"] は <tags>x</tags><tags>y</tags> と展開され、配列全体を囲むタグは付きません。
- TOMLの前提:最上位はテーブル(オブジェクト)である必要があります。最上位が配列や単一値のJSONは変換できず、その旨をエラー表示します。オブジェクトで包んでから変換してください。
- TS型の入れ子:ネストしたオブジェクトは名前付きの型に分けて出力されます。たとえば meta は meta: Meta; と参照され、別途 interface Meta が生成されます。
差分モードの使いどころ
差分モードは、2つのJSONの「どこが変わったか」を素早く把握するためのモードです。上の欄をA(旧)、下の欄をB(新)として貼り付けます。設定変更の前後、APIのバージョン差、レスポンスの比較などで役立ちます。
結果は行頭の記号で違いを示します。+ が追加、- が削除、~ が変更です。場所は profile.city や tags[1] のように、ネストしたパスや配列インデックスで表示されます。たとえば isActive が true から false に変わり、配列 tags の2番目の要素が消えた場合は、~ isActive: true → false と - tags[1]: "new" のように出ます。既定では値が同じ項目は省略され、必要に応じて「値が同じ項目も表示」で全件を確認できます。
専用ツールとの使い分け
このツールはJSONを起点にした一方向(JSON→各形式)の変換と差分に特化しています。まとめて何形式も試したいとき、素早く見比べたいときに最も効きます。一方で、逆方向の変換や各形式に固有の細かい調整が必要なときは、専用ツールが向いています。
- 整形だけをじっくり行い、エラー位置を細かく確認したいなら JSON整形。
- CSVからJSONへ戻すなど逆変換が必要なら JSON⇔CSV変換。
- YAMLやTOMLをJSONへ戻したいなら YAML⇔JSON変換・JSON⇔TOML変換。
まずはこのオールインワンで全体像をつかみ、深い作業や逆変換が必要になったら専用ツールへ移る、という流れがスムーズです。いずれもブラウザ内で完結し、オフラインでも利用できます。