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粗利率・値入率の計算の使い方|似て非なる2つの利益率を正しく使い分ける

公開日:2026年8月3日 対象ツール:粗利率・値入率の計算

商品やサービスの値付けでよく使う「利益率」には、実は分母の取り方が違う2つの率があります。売価を基準にする粗利率(対売価)と、原価を基準にする値入率(対原価)です。同じ商品でも数値がずれるため、どちらの話かを取り違えると値付けが大きく狂います。粗利率・値入率の計算は、原価・売価・利益率のうち手元にある2つを入れるだけで、残りの値と両方の率を並べて確認できるツールです。

このツールでできること

  • 3つの計算モード:「原価と売価」「原価と粗利率」「原価と値入率」から、手元にある値の組み合わせを選んで相互計算できます。
  • 2つの率を同時表示:利益額(売価−原価)に加え、粗利率=利益額÷売価×100と、値入率=利益額÷原価×100を同時に出します。分母が違うため、必ず値入率のほうが大きくなります。
  • 目標からの逆算:目標の粗利率や値入率から必要な売価を自動で求めます。

使い方

  1. 計算モードを選びます。手元にある2つの値の組み合わせで「原価と売価」「原価と粗利率」「原価と値入率」から選択します。
  2. すべてのモードで共通の原価(仕入れ値)を入力します。
  3. 選んだモードに応じて、売価・粗利率・値入率のいずれかを入力します。
  4. 入力と同時に、売価または各率と、内訳(原価・売価・利益額・粗利率・値入率)が自動計算されます。
  5. 「結果をコピー」で計算結果を控えられます。

こんなときに便利

「粗利率30%を取りたい」ときに、原価700円へ単純に30%を足して910円にすると、それは値入率30%で粗利率は約23%にしかなりません。正しくは売価=原価÷(1−粗利率/100)で700÷0.7=1000円です。「原価と粗利率」モードはこの計算を自動で行うので、目標粗利率からの値付けミスを防げます。逆に仕入れ値へ一定率を上乗せして値付けしたいときは「原価と値入率」モードが使えます。小売やEC、飲食など業種によって粗利率で管理するか値入率で管理するかの慣習が異なるため、両方の率を同時に見られると、社内の基準や仕入れ先の提示条件に合わせて考えやすくなります。

よくある質問

粗利率と値入率は何が違いますか

どちらも利益額(売価−原価)を使いますが、割る相手が違います。粗利率=利益額÷売価で売価を100としたときの利益の割合、値入率=利益額÷原価で原価に何%上乗せしたかを表します。分母が違うため同じ商品でも数値がずれ、値入率のほうが必ず大きくなります。

原価700円・売価1000円だと各率はいくつですか

利益額は300円です。粗利率は300÷1000=30%、値入率は300÷700=約42.86%になります。同じ300円の利益でも、分母を売価にするか原価にするかで数値が変わります。

消費税や諸経費は反映されますか

いいえ。本ツールは税抜・単一商品の単純計算です。消費税や送料・手数料などの諸経費は含みません。税込で考えたい場合は税抜金額に直してから入力してください。また複数商品の全体の粗利率は率を平均せず、売価と原価をそれぞれ合計してから計算し直す必要があります。

ふだん何気なく使う「利益率」も、粗利率と値入率のどちらを指すのかで意味が変わります。2つの率を並べて確認できるこのツールで、値付けの基準をその場ではっきりさせてみてください。

「粗利率・値入率の計算」を使ってみる →

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