📐 黄金比計算

1辺の長さを入れると、黄金比 φ(ファイ)=(1+√5)/2 ≈ 1.618 の「長い方」「短い方」、および線分を黄金比で分割した「大・小」を求めます。白銀比(1:√2、紙の比)や貴金属の白銀比(1+√2)とも併記でき、フィボナッチ数列が黄金比に収束する様子も確認できます。

入力

px・mm・cm など単位は問いません(入力した数値と同じ単位で計算します)。

使う比

長い方(a × 比)

3つの比で併記

フィボナッチ数列と黄金比への収束

前の2項を足して次の項を作る数列。隣り合う項の比(後÷前)は、進むほど黄金比 φ ≈ 1.6180339887 に近づきます。

デザインでの使いどころ(モジュラースケール)

基準 a を1段として、φ を掛け/割りして作る「サイズの階段」。フォントサイズ・余白・要素幅を機械的に決めたいときの目安になります。

見出し=本文×φ、行間や余白=基準×φ、矩形の縦横=短辺×φ…のように、隣り合う値をすべて同じ比でそろえると、全体に一体感が出ます。

解説

黄金比は、線分を大小2つに分けたとき「全体:大=大:小」がすべて等しくなる特別な比で、その比の値 φ(ファイ)は (1+√5)/2 ≈ 1.6180339887 です。式で書くと a:b=b:(a+b) を満たす b/a が φ にあたります。よく目にする 1.618 という数はここから来ています。本ツールは、基準の長さ a を入力するだけで、長い方(a×φ)・短い方(a÷φ)・黄金分割(大:小=φ:1)をまとめて計算します。例えば a=100 なら長い方161.80・短い方61.80、分割は大61.80・小38.20です。

黄金比の計算方法はシンプルです。ある長さ a を1辺とみなすと、そこに黄金比の分だけ伸ばした「長い方」は a×φ、a を黄金比で割った「短い方」は a÷φ で求まります。φ には φ²=φ+1、1/φ=φ−1(≈0.6180339887)という珍しい性質があるため、短い方は a×0.618 とほぼ同じ値になります。片方が分かっていれば、掛けるか割るかで反対側をすぐ出せます。たとえば幅300pxを黄金比の長方形にするなら高さは 300÷φ≈185.41、逆に高さを300pxに固定して幅を求めるなら 300×φ≈485.41 です。

黄金分割(黄金分割比)は、1本の線分や1つの領域を黄金比で「大・小」に分ける考え方です。長さ a を 大:小=φ:1 に分けると、大=a÷φ、小=a−a÷φ になります。a=100 なら大61.80・小38.20で、大÷小は約1.618に戻ります。ページの上下や左右をこの比で区切ると、真ん中で二等分するより動きのある構図になりやすく、写真のトリミングや構図決めの目安として使われます。本ツールの結果欄では、長い方・短い方と並べてこの分割値も表示します。

デザインやレイアウトでは、黄金比を「サイズを機械的にそろえる物差し」として使えます。本文フォントを基準 a とすると見出しは a×φ、さらに大きい見出しは a×φ²、小さな注記は a÷φ…というように、隣り合う要素の大きさをすべて同じ比でそろえると、全体に統一感とリズムが生まれます(モジュラースケール)。名刺やカードの縦横、ロゴの余白と字面の割合、写真の縦横比、余白と本文幅の関係などにも同じ考え方が使えます(一般的な名刺91×55mmは比が約1.65で黄金比に近い比率です)。ただし黄金比は「必ず美しくなる魔法の数」ではなく、あくまで判断を助ける目安です。実際の見え方を確認しながら、他の比(√2 など)や整数比と比べて選ぶのがおすすめです。

黄金比はフィボナッチ数列とも深く結びついています。フィボナッチ数列は 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144… と前の2項を足して作る数列で、隣り合う項の比(後÷前)は 2, 1.5, 1.666…, 1.6, 1.625… と揺れながら、進むほど黄金比 φ に収束していきます。実際 89÷55≈1.6182、144÷89≈1.6180 とほぼ一致します。ヒマワリの種の並びや葉のつき方(葉序)など自然界の配置に現れることでも知られ、本ツールの早見表で数値を確かめられます。

黄金比とよく比較されるのが白銀比です。紙の白銀比は 1:√2 ≈ 1.414 で、長辺を半分に折るとまた同じ比になるためA判・B判のコピー用紙や書類で使われ、日本では「大和比」とも呼ばれます。もう一つ、貴金属比の分類でいう白銀比 1+√2 ≈ 2.414(連分数が 2,2,2,… と続く第2貴金属比)もあり、名前は同じでも指す数が異なります。本ツールでは黄金比・白銀比(紙)・貴金属の白銀比を切り替え、同じ a に対する3種類の長い方・短い方を併記して比べられます。計算はすべてブラウザ内で行い、入力値はどこにも送信されません。

よくある質問

黄金比の計算方法は?

基準の長さ a を決め、長い方=a×φ、短い方=a÷φ で計算します(φ≈1.6180339887)。黄金分割で大小に分ける場合は、大=a÷φ、小=a−a÷φ です。a=100 なら長い方161.80・短い方61.80、分割は大61.80・小38.20になります。本ツールは a を入れるだけでこれらを同時に求めます。

黄金比 φ の値は?1.618で合っていますか?

はい。φ=(1+√5)/2 で、およそ 1.6180339887… と無限に続く無理数です。四捨五入して 1.618(または 1.62)とよく表されます。φ²=φ+1、1/φ=φ−1(≈0.6180339887)という性質があり、長い方=a×φ、短い方=a÷φ にきれいに対応します。

黄金比とは何ですか?

線分を大小に分けたとき「全体:大=大:小」が等しくなる分け方で、その比の値が φ≈1.618 です。式では a:b=b:(a+b) を満たす b/a が φ にあたります。古代から建築・美術・自然界に現れる比として知られ、バランスの取れた比率の目安として使われます。

幅に対する黄金比の高さはどう求めますか?

幅を黄金比の長方形の長辺とみなすなら、高さ=幅÷φ で求まります。たとえば幅300pxなら高さは約185.41、幅1200pxなら約741.64です。逆に高さを基準にして幅を出すときは 高さ×φ を使います。本ツールで幅を a に入れれば、短い方として高さがそのまま表示されます。

黄金分割とは何ですか?

黄金分割は、1本の線分や領域を黄金比で「大・小」に分けることです。長さ a を 大:小=φ:1 に分けると、大=a÷φ、小=a−a÷φ になります。a=100 なら大61.80・小38.20で、大÷小は約1.618です。二等分より動きのある区切りになるため、構図やレイアウトの目安に使われます。

「長い方」と「分割」はどう違いますか?

「長い方」は基準 a を1辺として、そこに比の分だけ足した外側の長さ(a×比)です。「分割」は逆に、長さ a の線分を内側で 大:小=比:1 に分けたときの値で、大=a÷比、小=残りです。a=100・黄金比なら長い方161.80、分割は大61.80・小38.20になります。

a=100 のとき、それぞれの値は?

黄金比では長い方161.80、短い方61.80、分割は大61.80・小38.20(大:小=1.618:1)です。白銀比(√2)なら長い方141.42・短い方70.71、貴金属の白銀比(1+√2)なら長い方241.42・短い方41.42です。

白銀比とは何ですか?黄金比との違いは?

白銀比は 1:√2 ≈ 1.414 の比で、半分に折っても同じ比になるためA判・B判の紙で使われます。黄金比 1.618 より正方形に近い、落ち着いた比です。日本では大和比とも呼ばれます。本ツールで切り替えて比べられます。

デザインで黄金比はどう使いますか?

本文サイズを基準 a として、見出しを a×φ、小さな注記を a÷φ…と同じ比でサイズをそろえると、統一感のあるサイズの階段(モジュラースケール)ができます。名刺やカードの縦横、写真の縦横比、余白と本文幅の割合などにも応用できます。本ツールの「デザインでの使いどころ」で a を基準にした φ 倍・φ 分の1の値を確認できます。

フィボナッチ数列と黄金比はどう関係しますか?

フィボナッチ数列(1,1,2,3,5,8,13,21…)の隣り合う項の比は、進むほど黄金比 φ に収束します。たとえば 89÷55≈1.6182、144÷89≈1.6180 とほぼ一致します。本ツールの早見表で数値を確認できます。

デザインで黄金比を使うと必ず美しくなりますか?

いいえ。黄金比は歴史的に好まれてきた比の一つで、サイズを機械的にそろえる目安としては便利ですが、『使えば必ず美しい』という魔法の数ではありません。実際の見え方を確認し、√2 や整数比とも比べて選んでください。

入力した数値はサーバーに送られますか?

送られません。計算はすべてブラウザ内で完結し、入力値はどこにも送信されません。オフラインでも利用できます。