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カーテンの採寸で失敗しない測り方 — 窓枠でなくレール幅、丈は窓タイプで変わる

公開日:2026年7月23日 対象ツール:カーテンサイズ計算

カーテンの買い直しで一番多いのが、採寸の勘違いです。「窓の大きさ」を測ってしまい、実際に吊るしたら幅が足りない・丈が長すぎた、というパターン。カーテンは窓ではなくカーテンレールを測るものだと知っているだけで、失敗の大半は防げます。この記事では正しい採寸の考え方を整理し、最後に計算ツールの使い方を紹介します。

幅は「窓枠」ではなく「レール幅」を測る

幅の基準はカーテンレールの長さです。レールの左端から右端まで(装飾レールなら固定リング=ランナーの動く範囲の端から端まで)をメジャーで測ります。窓枠の幅で測ると、レールは窓枠より左右に張り出して付いているのが普通なので、その分だけカーテンが足りず、両端から光が漏れます。

さらに、測ったレール幅ぴったりに作ると生地が突っ張り、たわみ(ヒダ)が出ずに隙間もできます。そこでレール幅に数%のゆとりを足すのが定石です。両開き(左右2枚)にするなら、この合計幅を2で割ったものが1枚分。片開き(1枚)ならそのまま1枚の幅になります。中央で2枚が重なる「合わせ」の分もこのゆとりが受け持ちます。

丈は窓タイプで測り方が変わる

丈はレールのランナー(フックを掛ける輪)の下端を起点に測ります。ここを間違えて「窓の高さ」を測ると丈がずれます。そして終点は窓タイプで変わります。

  • 掃き出し窓(床まである窓):ランナー下端から床までを測り、そこから1〜2cmほど短くします。床すれすれだと裾が擦れて汚れ・傷みの原因になり、開け閉めでも引っかかります。
  • 腰高窓(窓の下に壁がある窓):ランナー下端から窓枠の下までを測り、そこに15〜20cmほど足して窓下にかぶせます。窓枠ちょうどだと下から光が漏れ、冷気も入ります。

フックにはレールが隠れる「Aフック」と、レールごと隠す「Bフック」があり、どちらを使うかでも仕上がりの丈が少し変わります。装飾レールを見せたいならAフック、レールを隠して遮光重視ならBフックが目安です。

ヒダ倍率(1.5倍・2倍)で仕上がりが変わる

同じ幅の窓でも、生地をどれだけたっぷり使うかで見た目が大きく変わります。これがヒダ倍率です。

  • 1.5倍ヒダ:標準的な生地量。多くの既製カーテンがこの仕様で、コストを抑えつつ十分なドレープが出ます。
  • 2倍ヒダ:レール幅の2倍の生地を寄せるため、波打つドレープが美しく高級感が出ます。その分だけ生地量と価格は増えます。

必要な生地の量は「レール幅 × 倍率」でおおよそ見当がつきます。豪華に見せたいリビングは2倍、実用重視の寝室や子ども部屋は1.5倍、といった使い分けが現実的です。

既製サイズとオーダーの使い分け

既製カーテンは幅100cm×2枚(合計約210cm相当)、丈は135・178・200cmなど規格サイズが中心です。レール幅が200cm前後で、丈も規格に近ければ既製品で十分コスパ良く収まります。一方、レール幅が中途半端・天井が高い・出窓や変形窓、といったケースは既製サイズに丸めると隙間や間延びが出やすいので、1cm単位で作れるオーダー(イージーオーダー)が向きます。まず適正サイズの当たりをつけ、規格サイズに近いかどうかで判断すると迷いません。

レースと厚地、遮光・遮熱の考え方

多くの窓は手前に厚地(ドレープ)、窓側にレースの2枚を重ねて吊ります。採寸はこの2枚を掛けられる二連(ダブル)レール前提で考えるのが基本です。レースは光を採りつつ視線を遮る役、厚地は夜間の目隠しと断熱・遮光の役です。

遮光がほしい寝室は、遮光1級〜3級の等級表示を確認します(1級が最も暗くできる)。ただし丈や幅が足りて窓をしっかり覆えていないと、いくら遮光生地でも端から光が漏れて効果が半減します。遮熱・断熱を狙うなら、窓を大きめに覆う丈・幅と、レース+厚地の重ね使いが効きます。生地の性能を活かすも殺すも、まずは採寸です。

よくある失敗例

  • 窓枠で測って幅が足りない:レールは窓枠より外に張り出しているのに窓枠幅で注文し、両端に隙間ができる。→レールの端から端で測る。
  • 丈が長すぎて床にたまる:床までの寸法をそのまま丈にして、裾が床に擦れる。→掃き出し窓は床から1〜2cm短く。
  • 腰高窓で丈が短い:窓枠ちょうどで作り下から光漏れ。→窓下に15〜20cmかぶせる。
  • 起点を窓にしてしまう:高さをレールのランナー下端でなく窓上枠から測り、全体がずれる。

このツールでの計算方法

採寸のコツを踏まえたら、あとはカーテンサイズ計算ツールが数値を出します。計算の内訳はシンプルです。

  • 合計幅:レール幅 × 1.05(約5%のゆとり)。両開きは2で割って1枚分に。
  • :掃き出し窓はレール高さ −1cm、腰高窓はレール高さ +15cm。
  • 生地幅の目安:選んだヒダ倍率(1.5倍/2倍)に応じて表示。

例:レール幅200cm・高さ180cmの掃き出し窓を両開きにすると、合計幅は 200×1.05=210cm、1枚分は 210÷2=105cm、丈は 180−1=179cm。腰高窓でレール高さ100cmなら丈は 100+15=115cm が目安です。窓タイプのプリセットを押せば採寸前でも試算できますが、注文前には必ず実寸で最終確認してください。

「カーテンサイズ計算」を使ってみる →

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