JSON整形ツールの使い方 — 読みやすく整えて、圧縮もブラウザ内で完結
公開日:2026年7月14日 更新日:2026年9月2日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:JSON 整形
APIのレスポンスや設定ファイルを開いたら、1行にびっしり詰まったJSONで構造がまったく追えない。エンジニアや学習中の方なら、一度は経験があるのではないでしょうか。こうした読みにくいJSONに改行と字下げを付けて階層を見える形にするのが「整形(フォーマット)」で、逆に不要な空白を取り除いて1行にまとめるのが「圧縮(minify)」です。このツールはその両方を、お使いのブラウザだけで完結させます。ファイルをアップロードしたり外部サービスに貼り付けたりする必要はありません。
整形と圧縮はどう違うのか
整形は、いったん解析したデータを改行とインデント付きで書き出す処理です。たとえば {"name":"シルギア","count":2} を整形すると、"name" と "count" がそれぞれ改行され、同じ深さに字下げされた読みやすい形になります。逆に圧縮は、同じデータから区切りに不要な空白・改行をすべて取り除き、{"name":"シルギア","count":2} のような最小の1行へ戻します。データとしての意味は変わらず、見た目の余白だけが増減すると考えると分かりやすいでしょう。
内部では、入力を一度JSONとして解析してから書き出し直しています。そのため整形・圧縮のどちらを通しても、規格に沿った表記へそろえられ、同じキーが重複していれば後の値に整理されます。壊れたJSONはこの解析の段階で止まり、後述のエラー案内が表示される仕組みです。
このツールでできること
- 整形(pretty print):改行とインデントを付け、キーや配列要素の階層を一目で追える形にします。
- 圧縮(minify):空白や改行を取り除き、1行のコンパクトな形に戻します。転送用や保存用に向きます。
- インデントの選択:字下げの幅をスペース2個・スペース4個・タブから選べます。
- キーの並べ替え:オブジェクトのキーをアルファベット順に整列できます(配列の並び順はそのまま保たれます)。
- 構文エラーの位置案内:誤りがあるとき、可能な範囲で何行目・何文字目の付近かを添えて知らせます。
- コピーと保存:結果をボタン一つでコピー、または .json ファイルとして保存できます。
使い方
- 入力欄にJSON文字列を入力するか、貼り付けます。
- 整形するなら字下げの幅(スペース2・スペース4・タブ)を選びます。キーをそろえたいときは「アルファベット順に並べ替える」にチェックを入れます。
- 整形するを押すと読みやすい形が、圧縮するを押すと1行の形が、下の結果欄に表示されます。
- 結果が出たら 結果をコピー でクリップボードへ、.json で保存 でファイルとして書き出せます。
整形結果が表示された状態でインデントの幅を切り替えたり、キーの並べ替えを切り替えたりすると、その場で新しい設定に沿って作り直されます。まず整形してから、見やすい字下げをじっくり選ぶといった使い方もできます。入力を書き換えたときは、あらためて整形か圧縮のボタンを押すと結果が更新されます。
キーの並べ替えとインデントの選び方
キーの並べ替えは、オブジェクトの中のキーを再帰的にアルファベット順へそろえます。たとえば {"b":1,"a":2} は {"a":2,"b":1} になります。ネストした内側のオブジェクトも同じように整列され、配列については要素の順序が意味を持つため並べ替えません。設定ファイルの差分を取りやすくしたいときや、キーの並びがばらばらな複数のJSONを見比べたいときに役立ちます。
インデントは用途で選ぶとよいでしょう。画面でざっと確認するだけならスペース2、コードに貼り込んで深い階層まで丁寧に追うならスペース4やタブが読みやすくなります。タブは表示する環境によって見た目の幅が変わる点だけ、頭の片隅に置いておくと安心です。
こんなときに便利
- APIから返ってきた長い1行のレスポンスを、構造を確認するために読みやすくしたいとき。
- 設定ファイルやログに含まれるJSONの中身を、階層を追いながらチェックしたいとき。
- キーの並びがまちまちな複数のJSONを、アルファベット順にそろえて見比べたいとき。
- 整形して編集したJSONを、転送や貼り付け用にコンパクトな1行へ戻したいとき。
- どこかで構文が壊れていて、エラーのおおよその位置を手早く突き止めたいとき。
よくある質問
末尾カンマやコメントの付いたJSONも整形できますか?
できません。標準のJSON仕様に厳密に従って解析するため、配列やオブジェクトの末尾に余分なカンマを付ける書き方、スラッシュを使ったコメント、キーや文字列をシングルクオートで囲む書き方、引用符を省いたキーはいずれも構文エラーになります。これらを含む場合は、正しいJSONに直してから貼り付けてください。
構文エラーの場所はどう分かりますか?
解析に失敗すると、可能な範囲で何行目・何文字目の付近を確認すべきかを案内します。これは解析エラーに含まれる文字位置を、入力テキスト上の行と列に変換して表示しているものです。位置がうまく取り出せないときは、元のエラーメッセージを添えてお知らせします。
貼り付けたJSONはサーバーに送られますか?
送られません。整形・圧縮・並べ替えのすべてがブラウザ内で処理され、入力内容がどこかへ送信されることはありません。ブラウザ標準のJSON解析・出力機能を使って手元で完結するため、機密を含む設定ファイルやAPIレスポンスでも安心して貼り付けて確認できます。
読みにくいJSONに出会ったら、まずは貼り付けてみてください。整形と圧縮を行き来し、必要ならキーをそろえながら、構造の確認から転送用の書き出しまでをブラウザ内でさっと済ませられます。