📈 iDeCoの節税シミュレーター
iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金は全額が所得控除の対象。毎月の掛金・所得税率・積立年数から、年間と累計の節税額の目安を計算します。
入力
年間の節税額(目安)
—
※ 所得控除による軽減額の概算です。掛金の上限は加入区分(会社員・公務員・自営業など)で異なります。運用益は非課税ですが受取時に課税される場合があります。正確には金融機関・税理士・国税庁の情報をご確認ください。
解説
iDeCo(個人型確定拠出年金)の最大のメリットのひとつが、掛金の全額が所得控除になることです。支払った掛金は「小規模企業共済等掛金控除」として課税所得から差し引かれるため、その分だけ所得税と住民税が軽くなります。本ツールは、毎月の掛金・所得税率・積立年数を入力するだけで、この所得控除による節税額の目安を計算します。
計算式はシンプルです。まず『年間掛金=毎月の掛金×12』を求め、これに『所得税率+住民税率10%』を掛けたものが1年あたりの節税額になります。たとえば毎月2万円を拠出し、所得税率が20%の人なら、年間掛金24万円×(20%+10%)=72,000円が1年あたりの軽減額の目安です。20年続ければ、その累計は144万円にもなります。
住民税の所得割は多くの自治体で一律10%(都道府県民税4%+市区町村民税6%)のため、本ツールでも10%固定としています。一方の所得税率は課税所得に応じて5%・10%・20%・23%・33%・40%・45%と段階的に上がるため、所得が高い人ほど同じ掛金でも節税効果が大きくなるのが特徴です。ここで選ぶのは年収ではなく、各種控除を差し引いたあとの「課税所得」に対応する税率である点に注意してください。
掛金の上限は加入区分によって異なります。自営業者などの第1号被保険者は月68,000円、専業主婦(夫)などの第3号被保険者は月23,000円、会社員・公務員(第2号被保険者)は企業年金の有無などによって月12,000〜23,000円程度が目安です。上限は制度改正で変更されることがあるため、実際に始める際は金融機関や公的機関の最新情報を必ず確認しましょう。
節税分は自動的には戻ってきません。会社員は年末調整で、自営業者などは確定申告で掛金を申告する必要があります。毎年秋ごろに届く「小規模企業共済等掛金払込証明書」を添えて手続きすると、所得税は還付として戻り、住民税は翌年度の税額が下がる形で軽減されます。申告を忘れると控除は受けられないので注意してください。
なお、iDeCoは節税だけを見て判断するものではありません。原則60歳まで引き出せないという流動性の制約があり、運用益は非課税である一方、受取時には退職所得控除や公的年金等控除の枠を超えた部分に課税される場合があります。つまり「完全な非課税」ではなく「課税の繰り延べ+控除による軽減」という性格です。本ツールの結果はあくまで所得控除による概算であり、加入判断の際は手数料や運用商品、ライフプランも含めて総合的に検討してください。
よくある質問
節税額はどのように計算していますか?
iDeCoの掛金は全額が「小規模企業共済等掛金控除」として所得から差し引けます。そこで『年間掛金(毎月の掛金×12)×(所得税率+住民税率10%)』で年間の節税額を概算し、それに積立年数を掛けて累計の節税額を出しています。
所得税率は何を選べばいいですか?
課税所得(年収から各種控除を引いた後の金額)に対応する税率を選びます。目安として課税所得195万円以下が5%、195万〜330万円が10%、330万〜695万円が20%、695万〜900万円が23%、900万〜1,800万円が33%、1,800万〜4,000万円が40%、4,000万円超が45%です。年収ではなく課税所得で判定する点に注意してください。
住民税率10%は固定ですか?
住民税の所得割は多くの自治体で一律10%(都道府県民税4%+市区町村民税6%)です。本ツールでも10%固定で計算しています。自治体によってわずかに異なる場合や、均等割・森林環境税など別枠の負担がある点はご了承ください。
掛金の上限はいくらですか?
加入区分によって異なります。自営業者(第1号)は月68,000円、専業主婦(夫)(第3号)は月23,000円、会社員・公務員(第2号)は企業年金の有無などにより月12,000〜23,000円程度が目安です。制度改正で変わることがあるため、最新の上限は金融機関や公的機関の情報でご確認ください。
復興特別所得税は含まれていますか?
本ツールは簡易計算のため含めていません。実際には所得税額に対して2.1%の復興特別所得税がかかるため、節税額は本ツールの結果よりわずかに大きくなる方向にずれます。
節税額はいつ・どうやって受け取れますか?
会社員は年末調整、自営業者などは確定申告で掛金を申告することで、所得税は還付として戻り、住民税は翌年度の税額が下がる形で軽減されます。申告しないと控除は受けられないため、届く「小規模企業共済等掛金払込証明書」を必ず提出してください。
受け取るときに税金はかかりますか?
iDeCoは運用益が非課税ですが、受取時には退職所得控除や公的年金等控除の対象となる一方、控除枠を超える部分には課税される場合があります。「完全に非課税」ではなく「課税の繰り延べ+控除による軽減」である点を理解しておきましょう。