血圧の分類を上下の値から判定|JSH2019の早見ツールの使い方
公開日:2026年7月20日 対象ツール:血圧の分類
健康診断や自宅の血圧計で数値を見ても、「この数字はどのくらいの段階なのだろう」と迷うことはないでしょうか。血圧には上(収縮期)と下(拡張期)の2つの値があり、どちらを基準に見ればよいのか分かりにくいものです。
血圧の分類は、上と下の血圧を入力するだけで、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」による診察室血圧の分類に当てはめて表示する早見ツールです。すべてブラウザ内で計算され、入力した数値がどこかに送られることはありません。あくまで分類の目安を示すもので、診断や治療ではありません。
このツールでできること
上(収縮期)と下(拡張期)の血圧をmmHgで入力すると、JSH2019の診察室血圧の分類を自動で判定します。分類は正常血圧・正常高値血圧・高値血圧・I度高血圧・II度高血圧・III度高血圧の6段階です。
- 上と下で分類が異なるときは、高いほうの分類を採用します(JSH2019の判定原則)。
- 上が140以上なのに下が90未満のタイプは「孤立性収縮期高血圧」の可能性として補足表示します。
- 分類表で自分の値がどの段階にあるかを色つきの行で確認できます。
- 「結果をコピー」ボタンで、判定結果をメモや家族との共有に貼り付けられます。
使い方
- 上(収縮期)の血圧をmmHgで入力します。病院や血圧計で大きく表示される値です。
- 下(拡張期)の血圧をmmHgで入力します。
- 入力と同時に、JSH2019の診察室血圧の分類が自動で表示されます。
- 下の分類表で、自分の値がどの段階かを色つきの行で確認します。
- 必要に応じて「結果をコピー」で控えておきます。
こんなときに便利
たとえば上が148、下が94だったとします。JSH2019では収縮期140〜159はI度高血圧、拡張期90〜99もI度高血圧の範囲です。どちらもI度高血圧にあたるため、このツールは「I度高血圧」と判定します。もし上が135(高値血圧の範囲)で下が92(I度高血圧の範囲)のように上下で段階が違う場合は、高いほうを採用して「I度高血圧」と表示します。数値の意味をその場で確認したいときに役立ちます。
よくある質問
上が130を超えたら高血圧ですか?
JSH2019では収縮期130〜139(かつ拡張期80〜89)は「高値血圧」で、高血圧(I度以上)は収縮期140以上または拡張期90以上からです。ただし高値血圧でも生活習慣の見直しが勧められます。気になる場合は医療機関にご相談ください。
家庭で測った血圧にも使えますか?
このツールは病院などで測る「診察室血圧」の分類です。家庭で測る「家庭血圧」は基準値が異なり、目安として5mmHgほど低い値が用いられます。家庭血圧の評価は主治医にご確認ください。
1回測っただけの値で判断できますか?
血圧は測定のたびに変動します。1回の値で判断せず、複数回・複数日の測定の平均で傾向をみることが大切です。診断は医師が総合的に行います。
ここで表示されるのはあくまで分類の目安であり、医療行為ではありません。白衣高血圧や仮面高血圧など数値だけでは分からない要素もあります。自己判断で薬を調整したりせず、血圧が気になる場合や治療中の方は、必ず医療機関・主治医にご相談ください。実際の診断は医療機関で受けてください。