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損益分岐点の計算方法|固定費と変動費率から損益分岐点売上高を求める

公開日:2026年7月25日 対象ツール:損益分岐点の計算

「毎月いくら売れば赤字にならないのか」は、価格設定やコスト管理を考えるうえで欠かせない目安です。この損益分岐点の計算ツールは、固定費と変動費率(または実績の売上高と変動費の金額)を入力するだけで、赤字と黒字の境目となる損益分岐点売上高を自動で計算します。ブラウザ上ですべて完結し、入力した数字がどこかに送られることもありません。

このツールでできること

入力と同時に、次の数値が自動で表示されます。

  • 損益分岐点売上高(利益がちょうど0になる売上高)
  • 限界利益率(売上から変動費を引いた限界利益が売上に占める割合)
  • 変動費率(売上に対する変動費の割合)
  • 目標利益を入力した場合は、その利益を達成するのに必要な売上高

計算式はシンプルで、「損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率」、限界利益率は「1 − 変動費率」で求めます。

使い方

  1. 家賃・正社員の人件費・リース料など、売上に関係なくかかる固定費の合計を入力します。
  2. 変動費の入力方法を選びます。変動費率(%)が分かっていれば「変動費率を直接入力」、分からなければ「売上高と変動費の金額から率を計算」を選び、実績の金額を入れると率が自動で求まります。
  3. 必要に応じて目標利益を入力すると、その利益を出すのに必要な売上高も表示されます。結果は「結果をコピー」ボタンで貼り付けられます。

こんなときに便利

たとえば固定費が月200万円、変動費率が60%のお店を考えてみます。限界利益率は 1 − 0.6 = 0.4(40%)なので、損益分岐点売上高は 200万円 ÷ 0.4 = 500万円です。つまり月の売上が500万円を超えれば黒字、下回れば赤字ということになります。さらに月50万円の利益を残したい場合は、(200万円 + 50万円) ÷ 0.4 = 625万円の売上が必要だと分かります。目標を売上の数字に置き換えられるので、月次の販売計画やコスト見直しの判断がしやすくなります。

よくある質問

限界利益率とは何ですか?

売上から変動費を引いた「限界利益」が、売上に占める割合のことです。「限界利益率 = 1 − 変動費率」で求め、変動費率が60%なら限界利益率は40%になります。売上が1円増えるごとに、固定費の回収や利益に回せる割合を表す指標です。

変動費率が分からないときは?

実績の売上高と変動費(仕入・材料費など)の金額から逆算できます。「変動費率 = 変動費 ÷ 売上高」で求まり、ツールの「売上高と変動費の金額から率を計算」モードを使えば自動で計算されます。

変動費率が100%以上だと計算できないのはなぜ?

変動費率が100%以上になると限界利益率が0以下になり、売上を増やしても固定費を回収できないため、損益分岐点が存在しないからです。この場合は価格や原価の見直しが必要というサインになります。

まとめ

損益分岐点分析は、「いくら売れば採算が取れるか」を素早くつかむのに役立ちます。ただし費用を固定費と変動費にきれいに二分できる前提に立った概算であり、人員追加などの半固定費や商品ごとの利益率の違いは反映されません。あくまで経営判断の目安として、価格やコストを見直す入り口にご活用ください。

「損益分岐点の計算」を使ってみる →

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