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A4は何センチ?A判・B判の寸法早見と√2の仕組み・拡大縮小の倍率まで

公開日:2026年7月27日 更新日:2026年8月30日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:紙のサイズ早見(A判・B判)

「A4って何センチだっけ?」「B5とA5はどっちが大きい?」——書類の印刷や封筒選び、写真プリントのたびに紙のサイズが出てこなくて手が止まる。紙のサイズ早見(A判・B判)は、サイズ名を選ぶだけで寸法をmm・cm・inch・面積・ピクセルまでまとめて表示するツールです。この記事では数値の暗記ではなく、A判・B判がどう作られ、なぜどのサイズも同じ形なのか、印刷でつまずきやすい拡大・縮小の倍率までを実際の数値で説明します。仕組みがわかれば、早見表なしでもおおよその判断ができます。

A判・B判とは — 世界共通のAと日本独自のB

紙の規格には、世界中で使われるA判(A列)と、日本で広く使われるB判(B列)があります。どちらもJIS P 0138で寸法が定められ、A0〜A10、B0〜B10まで段階的に用意されています。数字が1つ大きくなるほど紙は小さくなり、A4よりA5、A5よりA6が小さいサイズです。本ツールはこのA判・JIS B判を一覧表示し、選んだサイズのmm・cm・inch・面積・300dpi/96dpiのピクセル寸法をその場で示します。押さえたいのは、A判は国際規格ISO 216とほぼ同じで世界共通、B判は日本独自の寸法だという点。海外のB判(ISO B)とは大きさが違うため、印刷会社や海外ソフトでのやり取りでは取り違えに注意します。

すべて縦横比1:√2 — 半分にすると同じ形になる仕組み

A判・B判の最大の特徴は、どのサイズも縦横比が1:√2(約1:1.414)に統一されていることです。これは、長辺を半分に折ったときにできる紙が元と相似(同じ形)になる唯一の比率だから。短辺1・長辺√2の紙を長辺で半分にすると新しい紙は短辺√2÷2・長辺1となり、比を取ると1:√2に戻ります。だからA4を半分にするとA5、さらに半分でA6と、形を保ったまま小さくでき、裁断のムダが出ません。

  • 面積は半分ずつ:数字が1つ増えるごとに面積はちょうど半分。A4はA3の半分、A5はA4の半分です。
  • 基準はA0=1m²:A0は面積がほぼ1m²(841×1189mm=約999,949mm²)になるよう決められ、半分ずつA1・A2…と作られます。
  • B0=1.5m²:B判はB0の面積が1.5m²(1030×1456mm)。実はB判の各サイズは同番号のA判の面積のちょうど1.5倍で、B4(93,548mm²)はA4(62,370mm²)の1.5倍です。

主要サイズの寸法とAとBの大小関係

もっとも身近なA4は210×297mm(21.0×29.7cm)。コピー用紙・書類の標準です。インチでは約8.27×11.69inch(1inch=25.4mmで換算)、印刷向け300dpiなら約2480×3508px、画面向け96dpiなら約794×1123pxになります。よく使うサイズを短辺×長辺で並べると次のとおりです。

  • A3:297×420mm(A4を2枚並べた大きさ/図面・ポスター)
  • A4:210×297mm(書類・コピー用紙の標準)
  • A5:148×210mm(A4の半分/手帳・小冊子)
  • A6:105×148mm(文庫本に近い/はがきとほぼ同大)
  • B4:257×364mm(新聞折込・大きめの資料)
  • B5:182×257mm(ノート・雑誌・教科書)
  • B6:128×182mm(単行本に多い)

混同しやすいのがAとBの大小です。同じ番号どうしならB判が大きいのが原則で、面積がA判の1.5倍あるため、B5(182×257mm)はA5(148×210mm)より一回り大きい。ただし番号違いだと逆転もあり、A4とB5ではA4が大きく、B5はA4とA5の中間くらい。B判はA判の“すき間”を埋めるサイズと考えるとわかりやすいです。

用途で選ぶサイズの目安

目的からサイズを逆引きできると迷いません。あくまで一般的な目安です。

  1. 書類・配布物:標準はA4。少しコンパクトにしたい社内資料やノートはB5、二つ折りの案内はA4を折ってA5仕上げに。
  2. ポスター・掲示:店頭や壁面はA1(594×841mm)・A2(420×594mm)、より大きくはB1(728×1030mm)・B2(515×728mm)。遠くから見せるほど番号の小さい大判に。
  3. 写真・はがき:写真のL判(89×127mm)やはがき(100×148mm)はA判・B判とは別系統の規格。A6(105×148mm)ははがきにほぼ近い大きさですが同一ではありません。
  4. 名刺:日本の一般的な名刺は91×55mmで、これもA・B判とは別規格です。

拡大・縮小の倍率 — コピー機で失敗しないために

「A4の資料をA3に」「B4をA4に縮小」で使うのが拡大・縮小倍率です。縦横比が同じなので、1段階の拡大・縮小は必ず√2=約141%か、その逆数の約71%になります。検算すると次のとおりで、コピー機のプリセット表示ともほぼ一致します。

  • A4→A3(1段階拡大):420÷297=約141%。面積は2倍になります。
  • A3→A4/A4→A5(1段階縮小):297÷420=約71%。
  • A4→A6(2段階縮小):面積1/4で長さは1/2、約50%。
  • A4→B4(A系からB系へ拡大):257÷210=約122%(面積比1.5倍の平方根=√1.5≒1.224)。
  • B5→A4:210÷182=約115%。逆にB4→A4は約82%。
  • A4→B5:182÷210=約86〜87%(コピー機のプリセットでは86%表示が一般的)。

倍率がわかれば、拡大時に文字や余白がどれくらい大きくなるかを事前に見積もれます。とくにA系とB系をまたぐときは141%や71%では合わず、122%・86%といった専用の倍率を使うのがコツです。

間違えやすいサイズと注意点

最後に取り違えの多い点を整理します。海外で標準的なレター(Letter)は約216×279mm(8.5×11inch)で、A4より横が広く縦が短いため、PDFやワープロの初期設定がレターだと印刷時に上下が切れやすくなります。また日本のJIS B判はISO B判より少し大きく、B5でもISO B5(176×250mm)とは異なります。写真L判・はがき・名刺はA/B判とは別規格です。迷ったら思い込みで進めず、早見ツールでmm・cm・inchを一度確認してから発注・印刷するのが確実です。

「紙のサイズ早見(A判・B判)」を使ってみる →

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