報酬の源泉徴収税額の計算方法|原稿料・講演料の10.21%と手取りをすぐ確認
公開日:2026年7月27日 対象ツール:報酬の源泉徴収税額
フリーランスとして原稿料や講演料、デザイン料を受け取ると、支払われる金額はあらかじめ税金が引かれた「手取り」になっていることがあります。これが源泉徴収です。「請求した金額と入金額が違う」「いくら引かれるのか事前に知りたい」というときに、報酬額から源泉徴収税額と手取りをすぐ計算できるのがこのツールです。
このツールでできること
原稿料・講演料・デザイン料・翻訳料など、個人に支払われる一般的な報酬(国税庁 No.2795)を対象に、次の金額を自動で計算します。
- 源泉徴収される所得税額(復興特別所得税込み)
- 差引後の手取り額(報酬額から源泉税を引いた金額)
- 報酬額に対する実効税率
- 100万円を超える場合の税率別の内訳
税率は2段階です。1回の支払が100万円以下の部分は10.21%、100万円を超える部分は20.42%。半端な数字は、所得税10%・20%に復興特別所得税(所得税額の2.1%)が上乗せされた結果です。
使い方
- 「報酬額(1回の支払額)」に金額を半角数字で入力します(例: 500000)。
- 消費税を別に記載している場合は、原則として税抜の報酬額を入力します。
- 入力と同時に、源泉徴収税額と手取りが自動で表示されます。
- 100万円を超えるときは税率別の内訳も表示されます。
結果は「結果をコピー」ボタンでメモや請求書の備考欄に貼り付けられます。
こんなときに便利
たとえば原稿料として50万円を請求するとします。50万円は100万円以下なので、全額に10.21%をかけて 50万円 × 10.21% = 5万1,050円 が源泉徴収されます。実際の入金は 44万8,950円。請求前にこの数字を把握しておけば、入金額に驚くこともなく、資金計画も立てやすくなります。
よくある質問
源泉徴収の税率が10.21%と半端なのはなぜですか?
本来の所得税率10%に、復興特別所得税(所得税額の2.1%)が上乗せされるためです。10% × 1.021 = 10.21%、20% × 1.021 = 20.42% となります。
報酬が100万円を超えるときはどう計算しますか?
100万円までの部分が10.21%、超えた部分が20.42%です。たとえば120万円なら、100万円 × 10.21% + 20万円 × 20.42% = 14万2,940円が源泉徴収税額になります。
引かれた源泉税は戻ってきますか?
源泉徴収は所得税の前払いです。年間の所得や経費を反映した確定申告で精算され、納め過ぎていれば差額が還付されます。
まとめ
源泉徴収の仕組みを知っておくと、手取りの見通しが立ち、請求や確定申告の準備がスムーズになります。まずは報酬額を入力して、引かれる金額と手取りを確認してみてください。なお本ツールの計算はあくまで概算です。士業への報酬など計算が異なるケースや正確な税額については、税理士や国税庁・税務署にご確認ください。