抵抗のカラーコードの読み方|色と数字の一覧・4本/5本帯・金銀の意味を具体例で
公開日:2026年10月19日 運営:シルギア(アナライズギア株式会社) 対象ツール:抵抗のカラーコード読み取り
抵抗器の表面に並ぶ色の帯(カラーコード)は、その抵抗の値と精度を表す世界共通の表記です。慣れれば一目で「これは4.7kΩ」と読めますが、最初は色と数字の対応や読む向きで迷いがちです。この記事では、色と数字の一覧、4本帯・5本帯・6本帯の読み方、金・銀の帯の意味を、検算した具体例で整理します。色帯から抵抗値を読み取ったり、逆に抵抗値から色帯を割り出したりできるツールの使い方も紹介します。
色と数字の対応(カラーコード一覧)
カラーコードは、各色に0〜9の数字を割り当てたルールです。黒=0・茶=1・赤=2・橙=3・黄=4・緑=5・青=6・紫=7・灰=8・白=9。「黒レイ(0)、茶イチ(1)、赤ニ(2)…」と語呂で覚える人も多い部分です。この数字は、有効数字の帯と倍率の帯(10の何乗をかけるか)に使われます。
4本帯の読み方
もっとも一般的な4本帯の抵抗では、帯は左から1本目=有効数字の十の位、2本目=一の位、3本目=倍率、4本目=許容差(誤差)を表します。
たとえば「茶・黒・赤・金」なら、1・0・×100・±5% と読みます。有効数字は「10」、倍率は ×100 なので、10 × 100 = 1000Ω = 1kΩ(±5%)です。もう一例、「黄・紫・橙・金」は 4・7・×1000・±5% で、47 × 1000 = 47000Ω = 47kΩ(±5%)になります。
5本帯・6本帯との違い
精度の高い抵抗では5本帯が使われ、1〜3本目が有効数字3桁、4本目が倍率、5本目が許容差です。たとえば「茶・黒・黒・茶・茶」は 1・0・0・×10・±1% で、100 × 10 = 1000Ω = 1kΩ(±1%)です。6本帯は5本帯に加え、6本目で温度係数(ppm/K、温度が変わったときの抵抗の変化しやすさ)を表します。帯の本数が増えるほど、有効数字が増えて精度の表現が細かくなると覚えておくとよいでしょう。
金・銀の帯の意味
金色・銀色の帯は、位置(何本目か)によって意味が変わります。倍率の位置にあれば、金=×0.1、銀=×0.01 で、1Ω未満の小さな抵抗を表します。許容差の位置にあれば、金=±5%、銀=±10% です。たとえば「緑・青・金・金」なら、5・6・×0.1・±5% で 56 × 0.1 = 5.6Ω(±5%)になります。
許容差の帯は色ごとに決まっていて、茶=±1%・赤=±2%・緑=±0.5%・青=±0.25%・紫=±0.1%・金=±5%・銀=±10% です。許容差の帯が無い(帯が3本だけ)場合は、±20% とみなすのが慣例です。
どちら向きから読むか
読み取りでいちばん迷うのが「左右どちらから読むか」です。一般に、許容差を表す金・銀の帯がある側が末尾(右)になります。その反対側=1本目から順に読みます。見分けの目印として、端の帯が他より少し離れていたり太かったりすることが多く、そちら側が許容差側になります。向きを間違えると値が大きく変わるので、読む前に金・銀の位置を確かめましょう。
E系列(市販される値)
市販の抵抗は、どんな値でも作られているわけではなく、E12・E24 などの決まった値(E系列)が中心です。E24系列なら 1.0・1.1・1.2・1.3・1.5…のように、1桁あたり24段階の代表値が用意されています。4.7kΩ・10kΩ・100Ω などがよく使われるのはこのためです。半端な値が必要なときは、近いE系列の値を選ぶか、複数の抵抗を直列・並列に組み合わせます。
ツールで読み取り・逆引きする
抵抗のカラーコード読み取りツールでは、帯の本数を選んで各帯の色を指定すると、抵抗値と許容差を自動で計算し、抵抗の図も色づけして表示します。反対に、抵抗値(例: 4.7k)から対応する色帯を割り出す逆引きもできます。計算した抵抗値を回路に使うときはオームの法則 計算で電流や電力もあわせて確認できます。