時間計算ツールの使い方|時刻の足し算・時刻差・実働時間をまとめて計算
公開日:2026年7月23日 更新日:2026年9月2日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:時間計算
時刻や時間の計算がややこしいのは、ふだん使う10進数と違って、時間が「60分でひと繰り上がり」する60進法だからです。「1時間20分+50分」を10進の感覚で足して「1時間70分」のままにしたり、「9時50分の30分後」を10時20分ではなく9時80分と数えてしまう。こうした繰り上がりの取り違えが、時間計算でいちばん多いつまずきです。このツールは60進法の繰り上げ・借り、日またぎ、休憩の差し引きをすべて肩代わりし、結果を「X時間Y分」に加えて、合計分と小数時間でも同時に表示します。
時間計算でつまずく3つのポイント
まず、間違いが起きやすい場所を整理します。ここを押さえておくと、ツールの結果を見たときに検算もしやすくなります。
- 60進法の繰り上がり:分は60でひと桁上がります。足して60分以上になったら60を引いて1時間へ繰り上げ、引き算で分が足りなければ1時間(60分)を借ります。たとえば「17時15分−8時40分」は、15から40が引けないので1時間借りて75−40=35分、時は17−1−8=8で、答えは8時間35分(=515分)です。
- 日をまたぐ計算:夜勤のように「22時→翌6時」だと終了時刻の数字のほうが小さくなります。22−6でマイナスにしたり日またぎに気づかないのが典型で、正しくは24時間を足して考え、翌6時−22時は8時間です。
- 休憩の差し引き:勤務は「退勤−出勤」で出した拘束時間から休憩を引いて実働にします。引き忘れると、残業や給与の計算まで連鎖してずれていきます。
3つのモードの使い分け
上部のタブで3つのモードを切り替えて使います。どれを選べばよいか迷ったら、次を目安にしてください。
- 時刻+時間:ある時刻から「◯時間◯分後/前」の時刻を知りたいとき。会議の終了予定、レンジやオーブンの解除時刻、締切の逆算などに。
- 時刻の差:開始と終了の2つの時刻から経過時間を出したいとき。作業時間や睡眠時間の計測に向きます。
- 勤務時間:出勤・退勤と休憩から実働を出したいとき。夜勤や休憩ありの勤怠向けです。
入力は打ち込むそばからリアルタイムに再計算され、時刻はすべて24時間表記で扱います。
時刻の足し算・引き算(時刻+時間)
基準の時刻と、加減する時間(時・分)、「後(+)」か「前(−)」を選ぶと、計算後の時刻が出ます。たとえば9時30分の3時間40分後は13時10分。深夜0時を越えると結果に「(翌日)」、逆に前へ戻って前日に入ると「(前日)」と注記し、繰り上げた日数も内訳に表示します。23時40分の40分後なら0時20分(翌日)、8時20分の30分前は7時50分といった具合です。何日もまたぐ場合は「◯日後/◯日前」と示すので、深夜帯の予定でも取り違えずに済みます。
経過時間と日またぎ(時刻の差)
開始・終了の時刻を入れると経過時間が出ます。9時00分〜17時30分なら8時間30分。あわせて合計分は510分、小数時間は8.50時間と同時に表示されます。終了が開始より前の数字になる夜またぎは、そのままではエラーになるので「終了が開始より前なら翌日として計算する」にチェックを入れてください。22時00分〜翌6時00分は8時間(480分)と正しく出ます。逆に、日またぎでないのにチェックを入れると意図せず24時間が足されてしまうため、当日内で完結する計算では外しておきます。
勤務時間と実働の求め方
出勤・退勤の時刻と休憩(分)を入れると、拘束時間から休憩を引いた実働が出ます。9時00分出勤・18時00分退勤・休憩60分なら、拘束9時間−休憩1時間=実働8時間。退勤が出勤より前になる夜勤は「退勤が出勤より前なら翌日(夜勤)として計算する」にチェックします。なお休憩が拘束時間を超える入力はエラーになるので、そのときは休憩分の桁を見直してください。1日の実働が出れば残業も把握しやすく、所定8時間に対して実働9時間30分なら残業1時間30分(90分・1.50時間)です。複数日を合算するときは、いったんすべて分に直して足し、最後に60で割って時間と分へ戻すと繰り上げミスが防げます(45分+50分+40分=135分=2時間15分)。
小数時間で時給・集計につなげる
給与は「時給×時間」で求めますが、「8時間30分」のまま掛けることはできません。分を60で割って小数に直す必要があり、30分=0.5時間、15分=0.25時間、45分=0.75時間です。8時間30分は8.5時間なので、時給1100円×8.5=9350円。よくある失敗は30分を「0.30時間」としてしまうことで、正しくは0.5時間です。このツールはどのモードでも小数時間を自動表示し、結果はコピーもできるので、勤怠表や見積もりへの転記もそのまま行えます。なお給与・残業・割増などの最終的な判断は、就業規則や最新の公的情報・専門家の確認を優先し、本ツールの数値は目安としてお使いください。