失業給付(雇用保険)の目安|基本手当日額と受給日数をざっくり試算する
公開日:2026年7月31日 対象ツール:失業給付(基本手当)の目安
会社を辞めて次の仕事を探すあいだ、雇用保険からは失業給付(正式には求職者給付の「基本手当」)が支給されます。気になるのは「1日いくら」「何日ぶん」もらえるかですが、これは離職前の給与・年齢・雇用保険に入っていた期間・辞めた理由の組み合わせで決まり、仕組みが少し複雑です。このツールは、その4項目を選ぶだけで受給額と日数のおおよその目安を試算します。あくまで概算の目安で、正確な額はハローワークで確認するものだという前提でご利用ください。
このツールでできること
- 基本手当日額の試算:離職前6か月の月給(賞与を除く額面平均)から賃金日額を求め、給付率を掛けて1日あたりの手当額を計算します。賃金日額はこのツールでは「月給 × 6 ÷ 180」=実質「月給 ÷ 30」で求めます。月給30万円なら賃金日額は1万円です。
- 給付率の自動判定:給付率は賃金が低い人ほど高く、おおむね50〜80%です。本ツールでは賃金日額が約5,000円以下で80%、5,000〜12,000円は80%から50%へ直線的に逓減、12,000円以上で50%という簡易な近似を使い、年齢区分ごとの上限額でキャップします。
- 所定給付日数と給付総額:離職理由・年齢・被保険者期間から受給日数を割り出し、「基本手当日額 × 日数」で総額の目安も示します。
使い方
- 離職前6か月の月給(賞与を除いた額面の平均)を円で入力します。
- 離職時の年齢区分を「30歳未満/30〜44歳/45〜59歳/60〜64歳」から選びます。
- 雇用保険の被保険者期間(加入していた期間)を選びます。
- 離職理由を「自己都合」または「会社都合など(特定受給資格者)」から選びます。
- 入力と同時に、基本手当日額・賃金日額・給付率・所定給付日数・給付総額の目安が自動計算されます。「結果をコピー」で控えられます。
こんなときに便利
退職を検討していて「辞めたあと当面いくら受け取れそうか」をざっくり把握したいときに役立ちます。とくに自己都合と会社都合を切り替えると、受給日数の差がはっきり見えます。自己都合退職は被保険者期間だけで90〜150日ですが、倒産・解雇などの会社都合(特定受給資格者)は年齢と被保険者期間の組み合わせで90〜330日と手厚く、総額も大きく変わります。転職や家計の見通しを立てる際の下敷きにしてください。
よくある質問
基本手当日額はどう計算していますか
離職前6か月の月給(賞与を除く額面)を6倍して180で割った賃金日額に、給付率を掛けて求めます。給付率は賃金日額が低いほど高く、おおむね50〜80%の範囲です。さらに年齢区分ごとの上限額を超えないようにキャップします。いずれもごく簡易な近似で、実際の細かな区分とは一致しません。
自己都合と会社都合で何が変わりますか
主に所定給付日数が変わります。自己都合は被保険者期間だけで90〜150日ですが、会社都合など特定受給資格者は年齢と被保険者期間に応じて90〜330日と手厚くなります。また自己都合には原則として給付制限期間がある点も異なります。
賞与や残業代は月給に含めますか
賃金日額のもとになるのは離職前6か月に毎月支払われた賃金です。賞与(ボーナス)は含めません。残業代や通勤手当など毎月支払われる手当は含めて考えます。本ツールでは賞与を除いた月給の平均額を入力してください。
計算結果は実際の受給額と同じですか
いいえ、目安です。給付率・上限額・所定給付日数は年度改定や個別事情で変わります。また自己都合退職では待期期間の後に一定期間(近年は原則2か月など)の給付制限があり、その間は支給されません。本ツールの総額はこの支給開始の遅れを反映していないため、実際の受給額とはずれます。正確な額は必ず離職票を持ってハローワークでご確認ください。
失業給付の見当をつけたいとき、まずはこのツールで大まかな目安を掴み、そのうえでハローワークに相談するのがおすすめです。数字はあくまで概算として、その場で気軽に試してみてください。