時給・月給・年収をまとめて換算する使い方|給与の目安がすぐわかる
公開日:2026年7月15日 更新日:2026年8月30日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:時給・月給・年収 換算
「時給1,200円って月にいくら?」「求人の月給を時給に直したら今のバイトより高い?」——給与は時給・日給・月給・年収と表し方がバラバラで、そのままでは比べにくいものです。4つは本来ひとつながりの数字ですが、頭の中で掛けたり割ったりするのは意外と手間がかかります。このツールは、時給・日給・月給・年収のどれか1つと、1日の労働時間・月の労働日数を入力するだけで、残り3つと想定年収をまとめて自動換算します。
時給・日給・月給・年収はこの式でつながる
換算の土台になる関係式はとてもシンプルで、次の3つだけです。
- 日給 = 時給 × 1日の労働時間
- 月給 = 日給 × 月の労働日数
- 年収 = 月給 × 12
このツールは、入力された基準(時給・日給・月給・年収のどれか)をいったん「時給」に割り戻してから、上の式で4種類すべてを計算し直します。だからどれを基準に選んでも数字が矛盾しません。たとえば月給を基準にすれば時給が、年収を基準にすれば「この年収は時給いくらか」という逆算ができます。画面上部に大きく出る想定年収は、月給を12倍した額面ベースの目安です。
使い方の手順
- 「入力する基準」で、手元にある給与の種類(時給・日給・月給・年収)を選びます。
- その金額を入力します(時給1,200円なら「1200」)。
- 1日の労働時間(例:8)と、月の労働日数(例:20)を入力します。
- 残り3種類の給与と想定年収が、その場で自動換算されます。
- 「結果をコピー」を押すと、時給・日給・月給・年収をまとめて書き出せます。
入力を変えると即座に計算し直されるので、条件を少しずつ動かしながら早見表のように目安を確かめられます。1,000〜3,000円の代表的な時給を月給・年収に直した早見表も、入力した労働条件に連動して表示されます。
労働時間と日数の前提で結果は変わる
給与換算でいちばん大事なのが「前提」です。同じ時給でも、1日何時間・月何日働くかで月給も年収も大きく変わります。よく使われる目安は次のとおりです。
- 1日8時間・月20日=月160時間、年間約1,920時間(フルタイムの目安)
- 週5日勤務の月の労働日数は、祝日や有給の有無でおおむね20〜22日のあいだで動く
- 年間の総労働時間は、一般に「約2,000時間」とざっくり語られることが多い
このツールは「月の労働日数 × 12」で年収を出すため、8時間×20日なら年1,920時間、8時間×21日なら年2,016時間という具合に前提しだいで変わります。実際のシフトや就業規則に合わせ、平均的な日数を入れるのがコツです。前提を変えれば結果も変わる、という点はお金の目安を扱ううえで常に意識してください。
具体的な計算例で確かめる
1日8時間・月20日勤務を前提に、実際の数字を追ってみます。
- 時給1,200円:日給1,200×8=9,600円、月給9,600×20=19万2,000円、年収19万2,000×12=230万4,000円。
- 時給1,500円:日給1万2,000円、月給24万円、年収288万円。
- 年収400万円を時給に逆算:400万円÷(8×20×12=1,920時間)=約2,083円。
- 月給25万円を時給に逆算:25万円÷(8×20=160時間)=約1,563円。
「年収400万円=時給およそ2,000円」というざっくり感覚は、年間労働時間を約2,000時間と置いた近似です。上のように1,920時間で計算すると約2,083円になり、前提の置き方で数十円ずれることが分かります。求人票の月給や提示年収を比べるときは、同じ労働条件で時給ベースにそろえると公平に判断できます。
「額面」と「手取り」は別物
このツールが表示するのは、税金や社会保険料を引く前の額面(支給総額)です。実際に口座へ振り込まれる手取りではありません。手取りは、所得税・住民税・健康保険・厚生年金・雇用保険などを差し引いた後の金額で、一般に額面の75〜85%程度が目安とされます。ただし扶養の有無・各種控除・自治体・年齢などで変わるため、正確な手取りは給与明細や手取り計算ツールで確認してください。お金に関わる判断では、最新の公的情報や税理士・社会保険労務士といった専門家の情報を優先し、ここで出る数字はあくまで概算の目安として扱うのが安全です。
最低賃金・扶養・転職の比較に使うコツ
額面ベースの換算は、次のような場面で役立ちます。
- 最低賃金との比較:入力した時給が、住んでいる地域の最低賃金を上回っているか確認できます。最低賃金は毎年10月ごろ改定されるため、最新の公表額を必ずご確認ください。
- 扶養内で働きたいとき:年収を基準に、時給と労働時間から働ける日数の上限をざっくり試算できます。いわゆる103万・106万・130万などの基準額や適用条件は制度改正で変わるため、最新情報の確認が前提です。
- 転職・副業の比較:現職の月給と転職先の提示年収を、同じ労働条件で時給に直せば「時間あたりで得かどうか」を判断しやすくなります。
いずれも残業代・賞与・各種手当を含まない単純換算なので、賞与込みで考えたいときは年収を基準にして入力してください。数字はあくまで目安として、条件を変えながら気軽に使ってみてください。