資産は何年もつ?取り崩しシミュレーションの使い方【FIRE・老後資金】
公開日:2026年7月10日 対象ツール:資産の取り崩し・資産寿命
老後資金やFIRE(早期リタイア)を考えるとき、「今ある資産を毎月いくらずつ使うと、あと何年もつのか」は誰もが気になるところです。この「資産の取り崩し・資産寿命」ツールは、現在の資産額・毎月(毎年)の取り崩し額・想定運用利回りを入力するだけで、資産がゼロになるまでの年数(資産寿命)を自動で計算します。
難しい家計ソフトや表計算は不要です。数字を入れれば結果がすぐ表示されるので、「これくらいなら安心」「もう少し節約が必要かも」といった感覚をつかむのに役立ちます。
このツールでできること
- 資産寿命を知る:資産額・取り崩し額・利回りから、資産が何年もつかを計算します。
- 取り崩せる額を知る:もたせたい年数を決めて、毎月いくらまで取り崩せるか(その年数でちょうど使い切る額)を逆算します。
- 取り崩し額は毎月・毎年を切り替えられ、運用しない場合は利回りを0にできます。
- 運用益が取り崩し額を上回るときは「事実上、尽きません」と表示され、元本を減らさずに続けられる目安が分かります。
- 結果はワンタップでコピーでき、家計メモに貼り付けられます。
使い方
- 「資産寿命を知る」タブで、現在の資産額を入力します(例:30,000,000円)。
- 毎月の取り崩し額を入力します(例:150,000円)。年額で考えたい場合は「取り崩しの頻度」で毎年に切り替えます。
- 想定運用利回りを年率で入力します(例:3)。預貯金だけなら0を入れます。
- 入力するとすぐに「資産寿命」が表示されます。逆算したいときは「取り崩せる額を知る」タブに切り替え、もたせたい年数を入れてください。
こんなときに便利
たとえば、退職時に3,000万円の資産があり、これを毎月15万円(年180万円)ずつ取り崩す場合を考えてみます。
- 運用せず(利回り0%)に取り崩すと、資産寿命は約16年8か月です。
- 年利3%で運用しながら取り崩すと、約23年5か月まで延びます。
- 年利5%なら約36年9か月と、大きく変わります。
このように、利回り数%の違いが資産寿命を何年も左右します。逆に「取り崩せる額を知る」モードで、3,000万円を年利3%で運用しながら30年ちょうどで使い切る条件を求めると、毎月約12.8万円(年約153万円)まで取り崩せる、という目安が出ます。目標年数から逆算できるので、生活費の計画が立てやすくなります。
よくある質問
Q. 運用利回りはどう考えればよいですか?
年率のリターンを入れます。老後資金は下振れリスクを避けたいので、3%前後など控えめな前提で試算すると安全側の目安になります。預貯金中心なら0にしてください。利回りを高く見積もるほど結果は楽観的になります。
Q. インフレや税金は考慮されますか?
いいえ。物価上昇(インフレ)や運用益への課税(約20%)、手数料は計算に含めていません。より慎重に見るには、利回りを実質ベース(運用利回りからインフレ率を引いた値)で低めに入力すると安全側の試算になります。
Q. FIREの「4%ルール」にも使えますか?
使えます。取り崩し額を資産の4%程度に設定し、利回りを実質ベースで入れると近い考え方で試算できます。ただし日本と米国では税制も物価も異なるため、あくまで参考程度に考えてください。
本ツールは利回りが毎年一定と仮定した概算シミュレーションであり、将来の資産を保証するものでも投資助言でもありません。実際の相場は年ごとに変動し、特にリタイア直後の下落は資産寿命を縮めます。公的年金や退職金、生活費なども踏まえ、大きな判断の前にはファイナンシャル・プランナーなど専門家への相談をおすすめします。まずは気軽に数字を入れて、ご自身の資産寿命の目安をつかんでみてください。