減価償却の計算の使い方|定額法と定率法で各年の償却費を概算する
公開日:2026年8月6日 対象ツール:減価償却の計算
建物・車両・パソコンなど長く使う資産は、買った年に全額を費用にするのではなく、使える期間(法定耐用年数)にわたって少しずつ費用として配分します。これが減価償却です。減価償却の計算は、取得価額と耐用年数を入力するだけで、代表的な2つの方法である定額法と定率法(200%定率法)による各年の償却費と期末の帳簿価額を、ブラウザ内で一覧表示するツールです。
このツールでできること
- 定額法の計算:毎年「取得価額 × 定額法償却率」で一定額を償却し、最終年に残存簿価1円(備忘価額)を残します。
- 定率法(200%)の計算:期首の帳簿価額に定率法償却率を掛け、初めの年ほど多く償却します。償却額が償却保証額を下回る年からは改定償却率で毎年一定額に切り替え、最終年に1円を残します。
- 各年の一覧表:初年度の償却費・償却率に加え、年ごとの減価償却費と期末帳簿価額を表で確認できます。定額法・定率法を並べて比較するか、片方だけ表示するかを選べます。
使い方
- 「取得価額」に、資産の購入価格(付随費用を含む)を円単位で入力します。
- 「耐用年数」を入力します。分からないときは「耐用年数の例から選ぶ」で近い区分を選ぶと自動で入ります。
- 「償却方法」で、定額法・定率法の両方を並べるか、どちらか一方だけを表示するかを選びます。
- 入力と同時に、初年度の償却費と各年の一覧表が自動計算されます。
- 「結果をコピー」で初年度の償却費をメモや資料に貼り付けられます。
こんなときに便利
設備投資や車の購入を検討していて、費用が何年にわたっていくらずつ乗るのかを把握したいときに役立ちます。定額法は費用が毎年一定、定率法は初めの年ほど大きくなるので、両方を並べて比べれば、税負担を前倒ししたいか平準化したいかの判断材料になります。耐用年数を変えて入れ直せば、資産の種類ごとの償却スピードの違いも確かめられます。
よくある質問
定額法と定率法はどちらが得ですか
償却の総額(取得価額から1円を引いた額)はどちらも同じです。定率法は初めの年ほど償却額が大きく、早く費用にできます。ただし資産の種類によって使える方法が決まっている場合があります。
200%定率法とは何ですか
定額法の償却率を2倍した率を使う定率法で、2012年(平成24年)4月1日以後に取得した資産に適用されます。本ツールはこの200%定率法の償却率・改定償却率・保証率(国税庁の償却率等表)で計算します。
この計算をそのまま申告に使えますか
いいえ、あくまで概算です。期の途中で取得した資産の月割り、取得価額10万円未満などの少額資産の特例は反映していません。耐用年数の正確な区分は国税庁の耐用年数表で確認し、実際の申告・記帳は税理士に確認してください。
減価償却のおおよその金額感をつかみ、定額法と定率法を見比べたいときに、このツールを気軽に使ってみてください。