縁起の良い日カレンダーの使い方|一粒万倍日・天赦日・寅の日・巳の日の意味と日取り
公開日:2026年7月29日 更新日:2026年8月30日 運営:シルギア(Analyzegear, Inc.) 対象ツール:吉日カレンダー
結婚や入籍、引っ越し、お財布の新調、開店・開業。人生の節目には「せっかくなら縁起の良い日に」と考える方が多いはずです。「吉日カレンダー」は、指定した年月の縁起の良い日を一覧で確認できる無料ツールです。日ごとの干支(えと)と二十四節気(節切り)から、算出根拠のはっきりした吉日を自動判定して表示します。この記事では、吉日それぞれの意味と使い分け、避けるとされる日、そしてツールでの調べ方をまとめます。
吉日とは何か — 「暦注」という古くからの風習
吉日とは、暦(こよみ)に書き添えられた注記=暦注(れきちゅう)のうち、物事を始めるのに良いとされる日のことです。日本では平安時代以前から、日ごとの干支や季節の巡りに意味づけをして、行事や農作業の日取りの目安にしてきました。一粒万倍日や天赦日、寅の日・巳の日、六曜の大安などは、いずれもこうした暦注の一種です。
大切なので先に書いておきます。暦注や縁起は文化・風習であって、吉日を選んだから物事がうまくいく、避けたから災いが起きるといった科学的な根拠が保証されているものではありません。結果を約束するものではなく、「気持ちよく物事を始めるためのきっかけ」「日取りを決めるときの後押し」として、ほどよく取り入れるのがおすすめです。ここから先の「良い・避ける」も、すべてこの前提での言い伝えとして読んでください。
このツールが判定する4つの吉日
本ツールが表示するのは、干支と節気だけで機械的に決まり、ルールとして再現できる次の4種類です。
- 天赦日(てんしゃにち):暦の上で最上とされる特別な吉日。「天がすべてを赦す」とされ、始めたことが成就しやすいといわれます。年に5〜6回しかありません。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):一粒の種が万倍に実るとされ、「始めごと」全般に良い日。節切りの月ごとに定められた十二支の日に当たり、月に数回巡ってきます。
- 寅の日(とらのひ):日の十二支が「寅」の日。虎が「千里を行って千里を帰る」ことから、出て行ったお金が戻る金運・旅立ちの吉日。12日ごとに巡ります。
- 巳の日(みのひ):日の十二支が「巳」の日。蛇は財運の神・弁財天の使いとされ、財運にご縁がある日。こちらも12日周期です。
周期がはっきりしているので、回数もおおよそ見積もれます。寅の日・巳の日は12日ごとなので、1年365日ならそれぞれ約30回(365÷12≒30.4)。天赦日は年に5〜6回だけなので、1回あたりの希少さは寅の日のおよそ6倍という計算になります。天赦日と一粒万倍日が重なる日は「最強開運日」として、ツール上でも強調表示されます。
目的別の使い分け — 入籍・開店・お財布・契約
吉日は「何を始めるか」によって相性が語られます。目的から逆算して候補日を選ぶと迷いにくくなります。
- 入籍・結婚:新生活の「始めごと」として、天赦日や一粒万倍日が好まれます。両者が重なる最強開運日は特に人気で、記念日として覚えやすいのも利点です。
- 開店・開業・習い事のスタート:ビジネスや学びの出発点には一粒万倍日。「小さな元手が大きく育つ」という意味合いが、始まりの日にちょうど重なります。
- お財布の新調・使い始め:金運にご縁があるとされる寅の日・巳の日、そして一粒万倍日が候補。財布は「使い始めの日」を吉日に合わせるのがポイントです。
- 契約・納車・引っ越し:大きな出費や区切りを伴う出来事は、複数の吉日を並べて比べ、家族や相手の都合と合う日を優先しましょう。
なお寅の日は「お金が出て行っても戻る」とされる反面、「出て行く」面から結婚などの見送りには向かないという説もあります。言い伝えには相反する解釈があるので、あくまで一説として受け止めてください。
大安などの六曜、避けるとされる日はどう扱う?
「縁起の良い日」といえば大安を思い浮かべる方も多いでしょう。大安・友引・先勝などの六曜(ろくよう)は旧暦(太陰太陽暦)の月日をもとに決まるため、正確な算出には旧暦の計算が必要です。本ツールは誤りを避けるため、干支と節気だけで確実に決まる吉日に絞っており、六曜は扱っていません。大安・仏滅などを確認したいときは、姉妹ツール「六曜カレンダー」をあわせてご利用ください。
逆に、避けるとされる日もあります。代表が不成就日(ふじょうじゅび)で、「何事も成就しにくい」とされ、良い日と重なると効果を打ち消すという考え方があります。ほかに三隣亡(建築の凶日)などもあります。これらは旧暦や別系統の暦注にもとづくため、本ツールでは判定していません。気になる場合は市販の暦や専門のカレンダーで別途ご確認ください。良い日ばかりを追わず、避けたい日と重ならないかを併せて見ると、日取りの納得感が高まります。
使い方と、判定のしくみ
操作はシンプルです。
- 調べたい「年」と「月」をプルダウンで選びます(初期表示は今月、1874〜2100年に対応)。
- その月の吉日が、日付・曜日・吉日名とともに一覧表示されます。
- 「前の月」「次の月」「今月」ボタンでも切り替えられます。
- 「吉日のある日だけ表示する」のチェックを外すと、その月の全日を干支つきで確認できます。
- 「この月の吉日をコピー」で、日付・曜日・吉日名・干支をまとめてテキストとして書き出せます。
判定の裏側では、日の干支を明治6年(1873年)の暦を基準に通日から算出し、一粒万倍日と天赦日は暦月ではなく二十四節気で区切った「節月」で判定しています。そのため月初の節入り前後では、他のカレンダーと扱いが分かれることがあります。重要な日取りは、複数の暦とあわせて確認すると安心です。縁起はあくまで気持ちの後押しと考え、最後はご自身と関係する方の都合を最優先に、納得できる一日を選んでください。