🏛 住民税の計算
給与年収から、住民税(所得割・均等割)の目安を概算します。給与所得控除・社会保険料控除・基礎控除・扶養控除をもとに、課税所得と年額・月額を自動計算します。
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住民税(年額の目安)
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※ 自治体・各種控除・非課税基準により実額は変わります。均等割や調整控除は自治体差があり本ツールは代表値での概算です。正確な額は自治体の通知・税務課でご確認ください。
解説
住民税は、住んでいる市区町村と都道府県に納める地方税で、前年の所得に応じて決まる「所得割」と、所得に関わらず定額でかかる「均等割」の合計で構成されます。本ツールは、給与所得者の年収と社会保険料・扶養人数などから、この住民税の年額・月額の目安を概算します。給与明細から天引きされる住民税がおおよそいくらになるかを、事前につかみたいときに便利です。
計算はまず「給与所得」を求めるところから始まります。年収そのものではなく、年収から給与所得控除(会社員の必要経費に相当する控除)を差し引いた金額が給与所得です。給与所得控除は令和2年分以降の区分に基づき、年収162.5万円以下なら55万円、それを超えると段階的に率が下がり、年収850万円超では195万円が上限となります。例えば年収400万円なら控除は124万円(400万円×20%+44万円)で、給与所得は276万円です。
次に、給与所得から「所得控除」を差し引いて課税所得(課税標準額)を求めます。本ツールでは、基礎控除43万円、社会保険料控除(入力額または年収の約15%の概算)、扶養控除(住民税は1人あたり33万円で簡易計算)、その他の所得控除を合計して差し引きます。課税所得は1,000円未満を切り捨てます。所得控除が多いほど課税所得が下がり、住民税も軽くなります。
住民税の「所得割」は、この課税所得に税率10%(市区町村6%+都道府県4%)を掛けて計算します。そこから調整控除(税源移譲に伴う調整分。本ツールでは簡易に2,500円)を差し引いたものが所得割額です。加えて定額の「均等割」がかかります。均等割は市区町村3,500円+都道府県1,500円が標準で、令和6年度からは森林環境税1,000円が上乗せされるため、本ツールでは代表値として5,000円を用いています。
例えば年収400万円・社会保険料は概算・扶養0人・その他控除なしの場合、給与所得276万円から所得控除103万円(基礎43万円+社会保険料60万円)を引いた課税所得は173万円、所得割は173万円×10%−2,500円=170,500円、均等割5,000円と合わせて住民税は年額およそ175,500円、月あたり約14,600円という概算になります。扶養家族が増えたり、生命保険料控除などを加えると、課税所得が下がり住民税も少なくなります。
ただし住民税には、自治体ごとの差や本ツールが扱いきれない要素が数多くあります。均等割の額や調整控除の計算は自治体・所得によって異なり、一定の所得以下では住民税が非課税になる「非課税基準」も自治体ごとに設定されています。扶養控除も本来は年齢(特定扶養・老人扶養など)で額が変わり、配偶者控除・配偶者特別控除も所得により変動します。本ツールはこれらを簡易化した代表値での概算です。
そのため本ツールの結果は、あくまで住民税のおおよその目安としてご利用ください。正確な税額は、毎年6月ごろに届く住民税の決定通知書(納税通知書)や、給与から天引きされる特別徴収税額の通知で確認できます。詳細は、お住まいの自治体の住民税・市民税課にお問い合わせください。
よくある質問
住民税はどのように計算していますか?
年収から給与所得控除を引いて給与所得を求め、そこから基礎控除43万円・社会保険料控除・扶養控除(1人33万円)・その他控除を引いて課税所得を出します。課税所得×10%から調整控除(簡易2,500円)を引いた所得割に、均等割5,000円を足したものが住民税額です。
社会保険料を空欄にするとどうなりますか?
社会保険料の欄を空欄にすると、年収の約15%を社会保険料として自動で概算します。実際の社会保険料がわかる場合は入力した方が、より実額に近い結果になります。
所得割と均等割の違いは何ですか?
所得割は前年の所得に応じてかかる部分で、課税所得の10%が基本です。均等割は所得に関わらず定額でかかる部分で、標準は市区町村3,500円+都道府県1,500円の5,000円(令和6年度以降は森林環境税1,000円を含む)です。本ツールは均等割を5,000円固定としています。
扶養控除はなぜ33万円なのですか?
住民税の扶養控除は所得税(38万円)より少なく、一般の扶養親族で1人あたり33万円が基本です。本ツールは簡易に33万円×人数で計算しています。実際は年齢区分(特定扶養・老人扶養など)で額が変わる点にご注意ください。
調整控除の2,500円とは何ですか?
調整控除は、国から地方への税源移譲に伴う負担増を調整するための控除で、所得税と住民税の人的控除額の差などに基づいて計算されます。本来は個々の条件で変わりますが、本ツールでは代表的な額として簡易に2,500円を差し引いています。
計算結果と実際の住民税が違います。なぜ?
自治体ごとの均等割・調整控除の違い、非課税基準、扶養の年齢区分、配偶者控除・各種控除の詳細など、本ツールが簡易化している要素があるためです。正確な額は自治体から届く決定通知書や、お住まいの自治体の税務課でご確認ください。
住民税はいつから引かれますか?
住民税は前年の所得に対して課税され、会社員の場合はその年の6月から翌年5月まで、給与から毎月天引き(特別徴収)されるのが一般的です。本ツールの月額の目安は年額を12で割った概算で、実際は6月分でまとめて調整されるなど月ごとに多少差が出ることがあります。